イーオンズ・エンド
Aeon's End
1-4
プレイ人数
60+
プレイ時間
14+
推奨年齢
難易度
魔術師となり都市を守りきれ!協力型デッキ構築ゲーム
デッキを"シャッフルしない"という特徴のあるデッキ構築ゲームです。デッキをシャッフルしないからこそ、協力ゲームだからこその戦略や戦術、楽しみがあります。 プレイヤーは破孔魔術師となり、敵である"ネメシス"から洞窟都市"グレイヴホールド"を守ります。ゲーム毎に変わるカードでゲームの難易度が大きく変わるので、何度でもプレイしたくなる名作カードゲームです。・各プレイヤーは、使用する破孔魔術師を選び、対応するプレイヤーマットを受け取ります。 ・各魔術師の特徴として、初期破孔タイル、特殊能力、開始手札があります。
・プレイヤーマットに記載されている通りに、初期手札と初期山札を用意します。 ・リストの左のカードが上、右のカードが下になるようにします。 ・初期手札として使用するカードには、右下に[S]のアイコンがあります。
・マットにある[Ⅰ]〜[Ⅳ]の番号と一致するタイルを1つずつ受け取ります。 ・タイルはマット上部の対応する番号のところに、記されている面と向きを合わせて配置します。
・10点分の体力トークンを受け取ります。
・グレイヴホールドのダイヤルを30点にセットします。 ・この値が最大値となるので、ゲーム中それ以上に数値が増えることはありません。
・[1]〜[プレイ人数]の中から選び、トークンをプレイヤーマットの上に置きます。 ・これは単純にプレイヤーの番号を決めるためのもので、数字自体はゲームに影響しません。
・ゲーム中にこのカードの山札を引くことで、ターンの順番を決定します。 ・プレイヤー側が4枚とネメシス側が2枚の計6枚のカードを用意します。 ・プレイヤー側の4枚のカードの内訳は、プレイ人数に応じて代わります。 2人ゲーム:①x2 / ②x2 3人ゲーム:①x1 / ②x1 / ③x1 / [ワイルド]x1 4人ゲーム:①x1 / ②x1 / ③x1 / ④x1 ・ワイルドのカードは、プレイヤー間で話し合い、誰がターンを行うか決定します。
・戦う相手となるネメシスを決めます。 ・対応するネメシスマットを受け取り、追加ルールを読みます。
・選択したネメシスの体力を体力ダイヤルに設定します。 ・この値が最大値となるので、ゲーム中それ以上に数値が増えることはありません。
・選択したネメシスの専用デッキとネメシスの基本カードを使用してデッキを用意します。 ①ネメシス専用デッキのカードを、階層ごとに分類します。専用カードは全て使用します。 ②プレイ人数に応じた枚数の基本カードを階層ごとにランダムに選びます。 [1人ゲーム] 階層1:1枚、階層2:3枚、階層3:7枚 [2人ゲーム] 階層1:3枚、階層2:5枚、階層3:7枚 [3人ゲーム] 階層1:5枚、階層2:6枚、階層3:7枚 [4人ゲーム] 階層1:8枚、階層2:7枚、階層3:7枚 ③各階層ごとに専用カードと基本カードを合わせてシャッフルします。 ④完成した各山札を、一番下が3階層、その上に2階層、一番上が1階層になるように重ねます。この時、デッキはシャッフルしません。
・ネメシスマットに記載されている準備ルールを実行します。
・プレイヤーがゲーム中に獲得できる9種類のカードを指します。 ・公式のおすすめサプライを使用するか、登場判定カードを使用してランダムに選択するか、プレイヤー間で相談して選択して選択します。 ・サプライ選択時、宝石カード3種類、異物カード2種類、呪文カード4種類を使用するのが公式の推奨となっています。 ・サプライの山が空になった時、補充や入れ替えは行いません。
・体力トークンとチャージトークンをまとめてストックとします。
・4段階でゲームの難易度の調整を行うことができます。 □ 初心者モード ・各プレイヤーの体力:12点 ・グレイヴホールドの体力:35点 ・ネメシスの体力:-10点 □ 通常モード ・各プレイヤーの体力:10点 ・グレイヴホールドの体力:30点 ・ネメシスの体力:-0点 □ 熟練者モード ・各プレイヤーの体力:10点 ・グレイヴホールドの体力:30点 ・ネメシスの体力:-0点 ・ネメシスマットの難化ルールを適用 □ 自殺志願者モード ・各プレイヤーの体力:8点 ・グレイヴホールドの体力:25点 ・ネメシスの体力:+10点 ・ネメシスマットの難化ルールを適用
・次のいずれかの終了条件が満たされたら、即座にゲームが終了します。 □ プレイヤー側の勝利条件 ・ネメシスデッキにカードが残っておらず、かつ、ミニオンカードもパワーカードも場に出ていない ・ネメシスの体力が0になった □ プレイヤー側の敗北条件 ・全てのプレイヤーが疲弊状態(体力が0)になった ・グレイヴホールドの体力が0になった ・ネメシスマットに記された終了条件が満たされた
・ネメシスとプレイヤーがターン順カードに従いターンを行います。 ・ターン順カードが空になった時に、ラウンドが終了します。 ■ プレイヤーターン ・次の3つのフェイズで構成されています。 1. 呪文フェイズ 2. メインフェイズ 3. 手札補充フェイズ ■ ネメシスターン ・次の2つのフェイズで構成されています。 1. メインフェイズ 2. カード公開フェイズ
■ セット済みの呪文のキャスト ・自分の開放状態の破孔にセットされている呪文カードをキャストできます。(任意) ・自分の閉鎖状態の破孔にセットされている呪文カードをキャストしなければなりません。(強制)つまり、強化した閉鎖状態の破孔タイルにセットした呪文カードは、次のターンの呪文フェイズに使用する必要があります。 ・キャストする順番は、ターンプレイヤーが任意に決めることができます。 ■ 呪文のキャスト ・キャストする呪文カードを選択し、自分の捨て山に積みます。 ・カードの「キャスト:〜」という効果を発動します。 ・呪文カードがダメージを与えるのは、基本的にネメシスかミニオンのうち1体です。そのうちのどれにダメージを与えるかは、キャストしたプレイヤーが選択します。 ・キャストした呪文が置かれていた破孔タイルに、「キャスト時ダメージ+1」という効果があれば、追加で1ダメージを与えます。これは呪文がダメージを与えるものでない場合も適用されます。 ・呪文でミニオンにダメージを与えた場合、その数値分の体力トークンをミニオンカードの上から取り除きます。体力が0になったミニオンは、直ちに捨てます。 ・呪文でネメシスにダメージを与えた場合、体力ダイヤルを減らします。体力が0になったら、プレイヤーが直ちにゲームに勝利します。
・以下の8種類のアクションを、任意の順番で任意の回数実行します。 A:宝石/遺物カード1枚のプレイ ・カードをプレイし効果を適用します。 ・複数から効果を選択する場合、実行不可能な選択肢を選択することはできません。 ・ターン中に獲得したエーテルは、そのターン中のみ有効です。次ターンに持ち越したり、他プレイヤーに渡したりできません。 B:カード1枚の獲得 ・コストとしてエーテルを消費し、サプライにあるカードを獲得できます。必要なコストはカードの右上にあります。 ・獲得したエーテルから、消費したコストを差し引きます。 ・獲得したカードは、自分の捨て山に積みます。 C:チャージ1の獲得 ・2エーテルを消費し、チャージ1を獲得できます。 ・チャージトークンを1個を受け取り、プレイヤーマットの特殊能力スペースの下の空のマスに配置します。 ・空のマスがない場合、チャージを獲得することができません。 ・他プレイヤーをチャージすることはできません。 D:破孔1枚の強化 ・閉鎖状態の破孔を強化コストを支払い強化することができます。必要なコストは、タイルの中央の矢印に記されています。 ・強化したタイルは、時計回りに90度回転させます。 ・閉鎖状態の破孔には、タイルを強化したターン中にのみ呪文カードをセットできます。 ・1ターン中に強化できるタイル数や回数に制限はありません。 ・黄色い辺が上部に到達しているタイルに対して、何かしらの強化が行われた場合には、その代わりに解放状態にします。 E:破孔1枚の開放 ・閉鎖状態の破孔を開放コストを支払い開放することができます。必要なコストは、タイルの上部に記されています。 ・開放コストは強化することで低下していきます。 ・開放されたタイルは裏返し、ゲームが終了するまで開放されたままです。 ・開放されたタイルには、このターンを含めて呪文をセットできます。 F:呪文1枚を破孔にセット ・手札の呪文カード1枚を解放状態の破孔タイルか、このターンに強化した閉鎖状態の破孔タイルにセットできます。 ・各破孔にはそれぞれ1枚の呪文しかセットできません。 ・他のプレイヤーの破孔タイルにセットすることはできません。 G:セット中の効果1つの発動 ・破孔にセットされた呪文に、メインフェイズに発動できる呪文があれば発動できます。 ・発動できる効果は「セット中:〜」で記されています。 ・セット中効果は、カードをセットしたターンでも発動できます。 ・メインフェイズ中には発動できないセット中効果も存在します。 H:破棄効果1つのコスト支払い ・ネメシスの破棄効果を持つパワーカードを破棄することができます。 ・コストとして、カードに記された項目を全て満たす必要があります。
・ターン中にプレイした宝石カードと遺物カードを全てを、任意の順番で捨て札にします。 ・その後、手札に残ったカードを残したまま、手札が5枚未満なら、5枚になるまでデッキからカードを引きます。 ・デッキからカードを引く際にデッキにカードがない場合、捨て山のカードをひっくり返し、そのまま新しいデッキとしてカードを引きます。この時カードをシャッフルしないように注意してください。 《注意》 ・ターン終了時に手札を捨てることができないことに注意してください。 ・いかなる時もデッキをシャッフルすることはありません。 ・自分の捨て山はいつでも内容を確認できますが、順番は変えてはいけません。 ・デッキは確認できません。 ・手札枚数に上限はありません。
・場に出ているミニオンとパワーカードの効果を、場に出た時期が古いものから順番に1枚ずつ適用します。 ・継続効果はそのままテキスト通りに適用します。 ・パワーカードからは、上に載っているパワートークン1個を取り除きます。パワートークンが無くなったパワーカードは、「パワーX:〜」から始まるテキストの効果を適用し、カードをネメシスカードの捨て山に捨てます。
・ネメシスデッキからカードを1枚引き公開します。 ・デッキが尽きた状態でカードを引かなくてはいけない場合、その代わりに暴走効果を3回発動します。 ・引いたカードの種類によって、次の処理を行います。 ▷アタックカード ・効果を上から順番に即座に適用します。 ・その後、ネメシスの捨て山に捨てます。 ▷ミニオンカード/パワーカード ・ネメシスマットのそばに配置し、指定された数の体力トークンかパワートークンを載せます。 ・配置する際、場にあるカードと公開された順番がわかるように並べて置くと良いでしょう。 ・配置したカードに「即時:〜」という効果があれば、効果を即座に適用します。 ・即時効果以外の効果は発生しません。カードの効果はメインフェイズに発動するので次のネメシスのターンに発動します。 ・「破棄:〜」というテキスト効果があるパワーカードがあります。自分のメインフェイズ中にその破棄効果を実行することで、そのパワーカードを効果を適用せずに捨て札にすることができます。
・"仲間"は、自分以外のプレイヤーを指します。
・効果が完全に適用できないときには、可能な限り適用しなければなりません。効果を選択できる場合、完全に適用できない選択肢を選ぶことはできません。
・体力が0になったプレイヤーは即座に疲弊状態になり、次の効果を上から適用します。 ❶ ネメシスの暴走効果を2回適用します。 ❷ 破孔タイルを1枚選んでゲームから取り除きます。セットされている呪文があるなら、捨て山に捨てます。失ったタイルを取り戻す方法はありません。 ❸ チャージトークンを全て失います。 ・疲弊状態のプレイヤーは、次の変更を受けます。 ❶ 体力を獲得できません。 ❷ 「体力が最も少ないプレイヤー」を対象にする効果は、「疲弊状態ではない、体力が最も少ないプレイヤー」となります。 ❸ ダメージを受けることになった場合、その代わりにその点数の2倍のダメージをグレイヴホールドに与えられます。(この処理は、疲弊状態にしたダメージの余剰分も含みます。)
・1人ゲームをプレイする際は、2つの方法でプレイ可能です。
・複数人でプレイするのと同様に、1人で複数キャラクターを担当しプレイします。 ・準備の際は、使用するキャラクター数をプレイ人数とします。
・ネメシスデッキの準備の際、基本カードを下記の枚数ランダムに選び出します。その他の準備は、通常ルールと同様に行います。 [1人ゲーム] 階層1:1枚、階層2:3枚、階層3:7枚 ・ターン順カードの山札は、プレイヤー番号のカード3枚とネメシスカード2枚で作成します。プレイヤー側のカードが公開された場合、プレイヤーがターンを行います。 ・自分自身も「味方」とします。仲間を対象にするカードは、自分自身に効果を適用します。 ・プレイヤーの敗北条件の「全てのプレイヤーが疲弊状態になる」を無視します。つまり、プレイヤーが疲弊状態になってもゲームを続けます。 ・以下のルールを加え、難易度を下げることもできます。 ❶ ターン順カードの山札をプレイヤー番号カード4枚とネメシスカード2枚に変更する。 ❷ プレイヤーの体力を10点ではなく12点、あるいは15点に変更する。
基本情報
- プレイ人数:1-4人(BEST:2人)
- プレイ時間:60分
- 推奨年齢:14歳以上
- 発売時期:2016年
- 参考価格:5,800円
- 受賞歴:ゴールデンギーク賞
- テーマ:デッキ構築xバトル
- メカニクス:デッキ構築/協力プレイ/個別能力/バリアブルフェイズオーダー
- ゲームデザイナー:ケビン・ライリー