カートグラファーズ
Cartographers: A Roll Player Tale
1+
プレイ人数
30+
プレイ時間
10+
推奨年齢
難易度
ボードゲーム大賞ノミネート新作 紙ペンゲーム
2020年のボードゲーム大賞にノミネートされている紙ペンゲームです。 プレイヤーは地図製作者となり、4つの季節を通して女王の要求に従って土地を開拓していきます。開拓した土地は地図として記録されていき、ゲーム終了時に最も多くの評価を得ているプレイヤーが勝利します。 カードを引いてその図形を地図に記載していくのですが、モンスターカードが出ると相手の地図に図形を書き込むことができるのが特徴です。書き込みも同時進行に行うのでサクサク進み、何人でもプレイできます。これまでで一番好きな紙ペンゲームという声も聞こえてくる話題のゲームです。・各プレイヤーはシート1枚と筆記用具を受け取ります。 ・シートのどちらの面を使用するか決めます。"荒野"の面と"不毛の地"の面があります。 ・シートの上部に地図製作者として名前を記入します。任意で称号や家紋を描きます。
・[春]が一番上になるように、季節順に表向きの山にします。(春/夏/秋/冬)
・アルファベット順に1列にして並べます。(A/B/C/D)。
・裏面ごとに4つの山に分けてシャッフルし、各山から1枚ずつ引きます。 ・各勅命カードの下に、得点カード1枚をランダムで表向きにして置きます。 ・残りのカードはこのゲームでは使用しません。
・4枚をシャッフルして裏向きの山にします。
・全てをシャッフルして裏向きの山にします。 ・待ち伏せカードの山から1枚引き、裏のまま探検カードの山に混ぜシャッフルします。
・ゲーム終了時に最も多くのポイントを獲得していること。
・冬の季節が終了するとゲームは終了します。
・ゲームでは4つの季節をプレイします。各季節は複数のターンに分かれています。 ・各ターンは3つのフェイズに分かれています。 1.探索フェイズ 2.製図フェイズ 3.チェックフェイズ
・探索カードの山から1枚引き、公開します。 ・公開したカードは、既に公開されているカードの上に、上部の数字が見えるように少しずらして置きます。
・公開したカードが廃墟カードだった場合、もう1枚カードを引き、公開します。 ・公開したカードを廃墟カードの上にし、通常と同様にして置きます。 ・2枚目のカードも廃墟カードだった場合は、さらにもう1枚引きます。 ・廃墟カードの次に公開されたカードが「待ち伏せカード」の場合は、廃墟カードの効果は、その次に公開される探検カードに適用されます。
・このカードが公開されると、他のプレイヤーの地図に地形を記入することになります。 ・カードの記された矢印の方向にいるプレイヤーにマップシートを渡します。 ・各プレイヤーは、指定された形状をマップシートに記入します。指定された形状を描くことができない場合は、「1x1」形状の地図を描きます。 ・地形種別は「モンスター」になります。 ・その後、マップシートを各プレイヤーに返して、待ち伏せカードはゲームから取り除きます。
・各プレイヤーは同時に処理します。 ● 地図を描く ・公開されたカードに描かれている中から「地形種別1つ」と「形状1つ」を選び、自分のマップシートに記入します。 ・まずルールに従って形状を記入し、その後地形種別を記入します。 《製図ルール》 ・既に埋まっているマス、山、不毛の地のマスは使用できません。 ・マップ外にはみ出すことはできません。 ・既にマップシートにある地形に隣接させる必要はありません。 ・形状は回転と反転を自由に行うことができます。 ・カードに記されているどの形状もマップに記入できない場合、代わりにマップの任意の場所に「1x1」形状の地図を描きます。地形種別はカードに記載の種別から選択します。 《廃墟カード》 ・廃墟カードが1枚以上公開されている場合、マップ上の廃墟マスに重なるように地図を描く必要があります。 ・どの形状でも廃墟マスに重なるように描けない場合、または埋まっていない廃墟が存在しない場合は、代わりにマップの任意の場所に「1x1」形状の地図を描きます。地形種別はカードに記載の種別から選択します。 ● コインの獲得 ・いくつかの形状にはコインが獲得できるものがあります。その形状を選択した場合、コイン1つを獲得します。 ・地図を記入した後、山マスに隣接する4つのマスが全て埋まっている場合、コイン1つを獲得します。 ・コインを獲得したら、シート下部のコイントラックのコインシンボル1つを塗り潰します。
・季節が終わるかどうかを確認します。 ・公開されている探検カード上部の数字を全て合計し、季節カードの上部の数字と同じか超えている場合、季節が終了します。満たない場合は、1.探検フェイズに戻ります。
・各プレイヤーは、女王の勅命にどれだけ従ったかによって得点を獲得します。 ・季節が冬の場合は、ゲームが終了します。それ以外の場合、得点計算後に次の季節の準備に進みます。 ① 得点カード(2種類) ・現在の季節カードの下に記載されているローマ字を確認し、対応する得点カードから得る得点を2つ分計算します。 《得点計算ルール》 ・上下左右に辺で接するマスを"隣接しているマス"とします。 ・同じ地形で隣接しているマスのグループを"一群"と呼びます。マスの数は問いません。 ・モンスターのマス、山のマス、不毛の地のマスは埋まっているマスとします。 ・廃墟マスは、上に地形が描かれていれば埋まっているマスとなります。 ・各カードの詳細は【得点カード一覧】を参照してください。 ② コイントラック ・塗り潰されたコイントラック1つにつき、1得点を獲得します。 ③ モンスター ・マップ上のモンスターマスに隣接するマス1つにつき、1得点を失います。 ・"隣接するマス"の数なので、1マスに複数のモンスターマスが隣接していても1マスとして数えます。 ④ 合計得点 ・①②③を合計を記入します。
・季節カードの一番上のカードを箱に戻し、次の季節カードを公開します。 ・公開した探検カードを全て山に戻し、待ち伏せカードの山から1枚引き公開せずに探検カードの山に加えます。全てをシャッフルし新たな探検カードの山を作成します。
・冬の季節が終了し、得点計算を行うとゲームは終了します。 ・各プレイヤーは4つの季節で獲得した得点を合計し、最終得点をマップシートに記入します。 ・最も得点が多いプレイヤーが勝者となります。 ・同点の場合は、その中で最もモンスターの減点が少ないプレイヤーが勝者となります。それも同点の場合、同点のプレイヤー全てが勝者となります。
・ゲーム終了後、女王から名声のある称号を獲得できます。 ・1人でプレイする場合は、以下の変更点を適用します。 ① 準備の変更 ・マップシートに称号は書きません。 ② 待ち伏せの変更 ・待ち伏せカードが公開されたとき、カードの右上に描かれている4つの■を確認します。 ・指定されている隅から指定されている矢印に従って、裏返したり回転させたりせずに指定された形状を書き込める場所を探します。 ・1週しても書き込める場所が見つからなかった場合は、1マス分内側に移動して、同様に場所を探します。 ・これを繰り返しても最後まで場所が見つからなかった場合はその待ち伏せカードを無視します。 ③ 得点計算の変更 ・得点を計算した後、4枚の得点カードの右下の数字を合計します。 ・この合計点を自分の得点から差し引き、その数値に対応する結果を次の表で確認します。
30以上 伝説の地図職人 20以上 華やかな地図アーティスト 10以上 旅する地形学者 0以上 見習い調査員 -5以上 趣味鑑定士 -10以上 不器用なアシスタント -20以上 志望者 -30以上 愚かなブービー
基本情報
- プレイ人数:1-100人(BEST:3-4人)
- プレイ時間:30-45分
- 推奨年齢:10歳以上
- 発売時期:2019年
- 参考価格:4,000円
- 受賞歴:ドイツ年間ゲーム大賞 2020年ノミネート
- テーマ:紙ペン×地図職人
- メカニクス:描画
- ゲームデザイナー:J.アダン