カタン
Settlers of CATAN
3-4
プレイ人数
40+
プレイ時間
10+
推奨年齢
難易度
運・戦略・交渉術が絡み合う"ボードゲームの王様"
1995年に発売されたドイツボードゲームの火付け役的存在のボードゲームです。拡張版も数多く発売され、今なお世界中で人気が高く、大会が開催されています。 プレイヤーは、大航海時代に発見された無人島の開拓者となり、最も繁栄させることを目指します。ダイスの出目による運要素、どの土地を開拓していくのかといった戦略要素、他プレイヤーと資源交換をするための交渉要素といった、ボードゲームにおける醍醐味が全て詰まった、まさに"ボードゲームの王様"的な作品です。1) まず、6枚ある海フレームを組み立てます。 2) 地形タイルを裏にして混ぜ、表にしながら★(港の無い頂点)から縦に5枚並べます。その後左4枚、右4枚、左3枚、右3枚と並べます。 3) 続いて数字チップを★の位置から裏面のアルファベットの順に島の外側から内側に向かって反時計回りで置きます。(砂漠は除く) 4) それから置いたチップを表にします。 ※ 初めて遊ぶときは、説明書の「初心者用の配置例」でプレイしましょう。
資源カードは種類別に5つの山札に分け、表にして全員の手の届くところに置きます。
発展カードは全種類を混ぜて山札にし、裏向きのままテーブルの上に置きます。
ボーナスカード2枚を全員の手の届くところに置きます。
各プレイヤーは、建設コスト表1枚と、自分が選んだ色のコマ(開拓地5つ、都市4つ、街道15本)を持ちます。
各プレイヤーはダイスを2個振り、合計値が最も高いプレイヤーがスタートプレイヤーです。その後は時計回りで手番が移ります。 スタートプレイヤーはダイス2個を手元に置きます。
1) 1つ目の開拓地と街道 ・1番目のプレイヤーから、空いている交差点(タイルの角)を選んで自分の開拓地を1つ置き、その開拓地に隣接して好きな方向に街道を1本置きます。 ・2番目以降のプレイヤーも順番に開拓地1つと街道1本を置きます。すでに開拓地がある交差点と隣り合う交差点には置けません。 2) 2つ目の開拓地と街道 ・1つ目の開拓地と街道を最後に置いた人から、2つ目の開拓地と街道を置きます。今度は反時計回りです。 ・2つ目の開拓地は1つ目と離れていてもかまいません。ただし、すでに開拓地がある交差点と隣り合うところには置けません。 3) 最初の資源 ・各自、2つ目の開拓地から最初の資源を受け取ります。その開拓地が面してる全ての土地について資源を1枚ずつ受け取ります。 例)プレイヤーがA・B・C・Dの4人の場合、以下の順番で最初の2つの開拓地と街道を建てます。 A→B→C→D→D→C→B→A ※ 初めて遊ぶときは、「初心者用の配置例」のように並べるとよいでしょう。
・次の順番で手番を行います。 ① ダイスを振る ② 資源を獲得 ③ アクションの実行 ・アクションの実行が終わると手番が終了し、左隣のプレイヤーの手番となります。
・ダイス2個を振って運を決めます。
・ダイス2個の出目を合計します。 《合計が7の場合》 ・だれも資源を獲得できません。 ・まず手札の資源カードが8枚以上ある全プレイヤーが資源カードを半分捨てます。 ・奇数の場合は波数切捨てです。例えば資源が9枚あれば4枚捨てます。 ・それから手番のプレイヤーは盗賊コマを移動させます。この時、必ず別の土地に移動させなければいけません。 ・その後、盗賊が移動した土地に面して開拓地や都市がある人から、資源1枚を奪い、手札に加えます。 ・その土地に開拓地や都市があるプレイヤーが複数いる場合は1人を選びます。 ・盗賊がいる土地は、資源を獲得できなくなります。 《合計が7ではない場合》 ・その数字の土地に開拓地や都市がある全プレイヤーが資源を獲得します。 ・その土地に開拓地があれば、開拓地1つにつき資源1枚を受け取ります。 ・その土地に都市があれば、都市1つにつき資源2枚を受け取ります。
・次のアクションは可能な限り何回でも行うことができます。 ・アクションの実行を終えたら、次のプレイヤーのターンに移ります。 ・左隣のプレイヤーにダイスを渡し、①ダイスを振るから手番を実行します。 a.資源カードをプレイヤーと交換 ・どのプレイヤーとでも交換できます。 ・どの資源が欲しくて代わりにどの資源が出せるかを提案し、他プレイヤーと交渉してカードを交換します。 ・他プレイヤーが、そのターンプレイヤーに交換の条件を提案して交渉することもできます。 ・自分のターンではないプレイヤー同士では交換できません。 ※交換の枚数は自由ですので1:2の交換などをしてもかまいません。ただし、贈与(無償であげる)はできません。 b.資源カードを銀行と交換する ・同じ資源4枚を山札に戻し、代わりに好きな資源を1枚取ることができます。 ・港のある交差点に開拓地や都市を持っていれば、もっとお得な交渉ができます。 港には3:1の港(一般港)と2:1の港(専門港)があります。 ・一般港では同じ資源3枚を好きな資源1枚に交換することができます。 ・専門港では、港に描かれたイラストの資源2枚を好きな資源1枚に交換できます。 ※専門港では、そのほかの資源では交換できません。また、港で交換できるのは自分のターンのみです。 c.街道を建設する ・木材1枚+レンガ1枚を支払い、街道コマを自分の自分の街道、開拓地、都市につなげて置きます。 ・他のプレイヤーの開拓地などが間にある状態では建設できません。 ・街道の長さが連続で5本以上になったら、「最長交易路」のボーナスカードを受け取ります。(枝道は含みません。また、途中に他の人の開拓地や都市があってはいけません。自分の開拓地や都市は大丈夫です。) ・「最長交易路」を持っている人より長い街道を作った人は、すぐに「最長交易路」を奪います。「最長交易路」を持っている間は2勝利点加算されます。 ※他の人が後から街道の途中に開拓地を作ると、分断されて「最長交易路」を失うことがあります。そのとき、街道の長さが5本以上の人がいなかったり、街道の長さが最長の人が複数いた場合は、「最長交易路」はいったん誰のものでもなくなります。 d.開拓地を建設する ・木材1枚+レンガ1枚+小麦1枚+羊毛1枚を支払い、開拓地コマを自分の自分の街道につながっている交差点に置きます。 ・すでに開拓地や都市がある交差点と隣り合うところには置けません。つまり、隣り合う3つの交差点には、誰のものであれ開拓地や都市があってはいけません。 ※開拓地は1人5つしかありません。それ以上作るには、開拓地を都市にして開拓地を手元に戻しておかなければなりません。 ・開拓地を作ると、その周辺の土地から資源を取れるようになります。 ・開拓地は1つにつき1勝利点になります。 e.開拓地を都市にアップグレードする ・小麦2枚+鉱石3枚を支払い、開拓地コマを都市コマに置き換えることができます。 ・都市にすると得られる資源が2倍(2枚)になります。 ・都市は1つにつき2勝利点になります。 f.発展カードを購入する ・小麦1枚+羊毛1枚+鉱石1枚を支払い、発展カードを山札から1枚引き獲得します。 ・発展カードは他のプレイヤーから見られないようにしておきます。 ・購入したカードは次のターンから使用することができます。 g.発展カードを使用する ・自分のターンであれば、ダイスを振る前を含めていつでも、発展カードを使用できます。ただし、1ターンで使用できる発展カードは1枚だけです。 ・そのターンに購入したカードは使用できません。 ・カードには騎士、進歩、1ポイントの3種類があります。 (1) 騎士カード ・このカードを使用したプレイヤーは、まず好きな土地に盗賊を移動させます。 ・さらに盗賊が移動した土地に面して開拓地や都市がある人(複数いる場合は1人を選びます)から、資源を1枚奪います。奪った資源は手札に加えます。 注意:ダイスの合計が7の場合と同じ効果ですが、7が出た場合と異なり手札の半減はありません。 ・出した騎士カードは表にして自分の前に並べます。 ・騎士カードを最初に3枚出したプレイヤーは、「最大騎士力」のボーナスカードを受け取ります。 ・「最大騎士力」を持っているプレイヤーより多くの騎士カードを出した人は、すぐに「最大騎士力」を奪います。 ・「最大騎士力」を持っている間は、2ポイント加算されます。 (2) 進歩カード ・「街道建設」「発見」「独占」の3種類があります。 ・このカードを使用すると、カードに書いてある効果を発揮します。 ・出した進歩カードは表にして自分の前に並べます。 a)「街道建設」 ・資源を消費せずに街道を2本建設することができます。 ・2本の街道は繋げて建設してもかまいませんし、別々のところに建設することも出来ます。 ・街道は自分の街道、開拓地、都市に繋げて建設します。 b)「発見」 ・山札から好きな資源カードを2枚手札に加えます。 C)「独占」 ・まず資源カードのうち1種類を指定します。 ・そして各プレイヤーの手札にあるその資源を自分のもとに集めることが出来ます。 (例えばこのカードを使って「羊毛」を指定すれば、各プレイヤーの手札にある「羊毛」を全て手に入れることが出来ます。) (3) 1ポイントカード ・大学、市場、議会、大聖堂、図書館の5種類があります。(効果に違いはありません) ・ポイントカードは購入した時点で1ポイントとなります。 ・ポイントカードは基本的に隠しておき、その人が自分のターンに合計10ポイント以上になった時点で公開します。 ※ポイントを入れて10ポイント以上になる場合は、購入したターンでも公開することができます。
・ターン終了時に、手番プレイヤーが10勝利点以上を獲得していればゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。 ・もし10点以上獲得していることに気づいても、自分のターン終了時では無い限り勝利できません。
基本情報
- プレイ人数:3-4人(BEST:4人)
- プレイ時間:40-60分
- 推奨年齢:10歳以上
- 発売時期:1995年
- 参考価格:3,200円
- 受賞歴:ドイツゲーム大賞/ドイツゲーム大賞
- テーマ:開拓/建設
- メカニクス:ダイス/陣取り/交渉/交換/モジュラーボード/セットコレクション
- ゲームデザイナー:クラウス・トイバー