クー
Coup
3-6
プレイ人数
15+
プレイ時間
9+
推奨年齢
難易度
ハッタリと駆け引きが重要陰謀渦巻くカードゲーム
プレイヤーは陰謀渦巻くイタリアの都市の家長となり、他のプレイヤー全員を脱落させることを目指します。手番では1つのアクションを実行するだけですが、そのアクションの選択が特徴的で、「本来特定のカードを持っていないと実行できないアクションでも実行できる」のです。もちろん嘘がバレた際のペナルティもありますが、濡れ衣だった場合は相手側にペナルティが発生します。ルールがシンプルと言われてはいますが、アクションへの対応方法など少し覚えなくてはいけないことも多いです。しかし覚えてしまえば、短いプレイ時間で白熱した心理戦を味わうことができます。・全てのカードをシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。 ・配られたカードは手元に伏せて置きます。自分のカードはいつでも確認できます。 ・残りのカードは裏向きの山札として置いておきます。
・各プレイヤーは1枚受け取ります。 ・これはルールの確認用です。
・各プレイヤーは2枚受け取ります。 ・プレイヤーの持つ金貨の枚数は公開情報です。 ・残りの金貨はまとめておき「国庫」とします。
・任意の方法で決めます。 ・ゲームを続けてプレイしている場合、前回の勝者がスタートプレイヤーになります。
・自分の手元の人物カードは「影響下にある人物」です。 ・「影響力を1失う」とは自分の人物カードのうち1枚を選び公開することです。公開された人物カードは死亡したこととなり、ゲーム終了まで公開したままになります。 ・自分の人物カードの2枚とも死亡したら、ゲームから脱落してしまいます。
・最後の1人になるまで脱落せず生き残ること。
・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。 ・手番では3種類の「一般行動」か4種類の「人物行動」から1つを選んで実行します。パスはできません。 ・他のプレイヤーはその行動に対し、「ダウト」や「ブロック」を行い、行動を妨げることができます。 ・まず「ダウト」を確認し、次に「ブロック」を確認します。だれも妨害しない、または妨害が失敗したら、行動が実行され、効果が発生します。 ・行動が実行されるか、「ダウト」か「ブロック」が成功したら、次のプレイヤーの手番になります。 ・プレイヤーが1人になるまで繰り返します。
1. 手番プレイヤーが行動を1つ選び宣言します。 2. 「ダウト」の確認 ▶︎ダウトなし:3へ ▶︎ダウトあり→ダウト成功:手番終了 ▶︎ダウトあり→ダウト失敗:3へ 3. 金貨の支払い(あれば) 4. 「ブロック」の確認 ▶︎ブロックあり:5へ ▶︎ブロックなし:6へ 5. ブロックに対しての「ダウト」の確認 ▶︎ダウトなし:手番終了(ブロック成功) ▶︎ダウトあり→ダウト成功:6へ(ブロック失敗) ▶︎ダウトあり→ダウト失敗:手番終了(ブロック成功) 6. 宣言した行動の実行
・次の3つの行動は、人物カードに関係なく実行することができます。 ・金貨を10枚以上持っている場合、必ず「クー」を宣言します。 [収入] ・国庫から金貨1枚を獲得します。 ・この行動は誰にも「ブロック」されません。 [援助] ・国庫から金貨2枚を獲得します。 ・「公爵」を持ったプレイヤーから「ブロック」される可能性があります。 [クー](クーデターの意味) ・国庫に金貨7枚を支払って、誰か1人の影響力を1失わせます。 ・この行動は誰にも「ブロック」されません。
・次の4つの行動は、特定の人物を持っていないと実行できません。しかし、カードは他のプレイヤーには見えないため、持っているフリをして実行することができます。 ・持っているフリをして宣言し「ダウト」された場合は、行動に失敗し影響力を1失います。 [徴税]:公爵 ・宣言には(本来)公爵が必要です。 ・国庫から金貨3枚を獲得します。 ・この行動は誰にも「ブロック」されません。 [暗殺]:刺客 ・宣言には(本来)刺客が必要です。 ・国庫に金貨3枚を支払って、誰か1人の影響力を1失わせます。 ・「女伯」を持ったプレイヤーを選ぶと、「ブロック」される可能性があります。 [交換]:大使 ・宣言には(本来)大使が必要です。 ・山札をシャッフルし、ランダムに2枚引きます。 ・望むならそのうち1枚を自分の人物カード1枚と交換できます。引いたカードと交換したカードは裏向きのまま山札に戻してシャッフルします。交換しない場合は、その2枚を裏向きのまま山札に戻してシャッフルします。 ・この行動は誰にも「ブロック」されません。 [強奪]:船長 ・宣言には(本来)船長が必要です。 ・誰か1人から金貨2枚を奪います。1枚しか持っていない場合は1枚しか奪えません。 ・「大使」または「船長」を持ったプレイヤーを選ぶと、「ブロック」される可能性があります。
・手番プレイヤーが[援助][暗殺][強奪]を実行しようとした場合、特定の人物を持っているプレイヤーは「ブロック」を通行できます。 ・[援助]へのブロックはどのプレイヤーでも通告できますが、[暗殺]と[強奪]へのブロックは対象となったプレイヤーのみがブロックできます。 ・人物行動のように、その人物カードを持っていない場合でも、持っているフリをして「ブロック」を通告することができます。もちろん「ダウト」される可能性があります。 ・「ブロック」に対して「ダウト」がないか失敗した場合、「ブロック」は成功します。 ・成功した場合、手番プレイヤーは何も行動ができずに手番を終えます。もし金貨を支払う行動をしている場合、その金貨は返ってきません。
・「人物行動」や「ブロック」に対して「ダウト」を宣言できます。 ・「ダウト」は誰でも宣言ができますが、1人からしか宣言ができません。複数が同時に宣言した場合、交渉をして決めます。交渉がまとまらないと、ダウトが無効になります。 ・複数の「ブロック」に対して、複数プレイヤーが「ダウト」を宣言したり、1人のプレイヤーが複数の「ダウト」を行うことはできます。 ・「ダウト」は行動を止めるため、ダウトされた行動が金貨を消費する場合でも、金貨を失うことはありません。
・宣言されたプレイヤーは、即座に自分の手元の人物カードを公開し、対処の人物を影響下に置いていることを証明しなくてはいけません。 ・証明できなかった場合、「ダウト」を受けたプレイヤーは直ちに影響力を1失います。 ・証明できた場合、「ダウト」を行ったプレイヤーは直ちに影響力を1失います。 ・公開した人物カードを山札に戻してシャッフルし、新たな人物カードを1枚引きます。その後、中断していた行動を実行します。