クリプティッド

Cryptid


3-5

プレイ人数

30+

プレイ時間

10+

推奨年齢

難易度

未確認生物を探し出す
論理パズル型推理ゲーム

プレイヤーは未確認生物『クリプティッド』の第一発見者となることを試みる学者となり、それぞれが1つずつ持ったヒントを元に、クリプティッドの生息地を探し当てることを目指します。全プレイヤーのヒントを組み合わせると、ボード上の1マスが特定されるようになっています。
プレイヤー間で協力しなければ絶対に発見できないが、ヒントを与えすぎると相手に先を越されてしまうという点が非常に悩ましくも面白い、名作推理ゲームです。ゲームが進むとボード上にコマが並び、生息地が徐々に絞り込まれていく様子を味わうことができます。

ゲームの準備 
《地図について》

・6枚のボードで構成されています。この中の1マスにクリプティッドが生息しています。
・各マスは5つの種類に分かれています。
 水辺(青)、山岳(灰)、森林(緑)、沼地(茶)、砂漠(黄)
・動物の縄張りとなっているマスもあります。
 クマの縄張り(黒い破線)、ワシの縄張り(赤い枠線)

《建造物について》

・建造物が存在するマスがあります。
・建造物は2種類あり、それぞれ青/緑/白/黒の4色あります。
 巨石(六角柱)、廃墟(三角)

《キューブとディスクについて》

・各プレイヤー色のキューブとディスクがあります。
● キューブ
・キューブが配置されたマスは、「絶対に未確認生物の生息地ではない」ことを意味します。
・各マスにキューブは1つしか置きません。
● ディスク
・ディスクが配置されたマスは、「未確認生物の生息地の可能性がある」ことを意味します。
・ディスクは複数プレイヤー分が置かれることがあり、「全プレイヤーのディスクが置かれる場所が生息地」ということになります。

ゲームボードの準備

● カードを使って準備する
・通常ルールか上級ルールかを決めます。
・その種類のカードをマップの面を上にしてシャッフルし、ランダムに1枚選びます。
・カード左右の地図タイルの番号を参考に、タイルを並べ、巨石コマと廃墟コマを配置します。
・完了したらカードを裏返します。

● アプリを使って準備する
・カードと文献は箱にしまい、次のアプリを使用することもできます。
 https://ospreypublishing.com/playcryptid/
・指示通りに地図タイルを配置し、手がかりを確認します。
・手がかりは何かにメモすると良いでしょう。

文献

・カードの裏面には使用する文献の色が示されています。
・プレイ人数の横列に番号がある色の文献と、文献に対応するコマを受け取ります。
・各プレイヤーは、受け取った文献を確認し、カードに示された番号に一致する手がかりを確認します。
・裏側には全てお手がかりがまとめてあります。全員で内容を把握しておきましょう。

紙とペン

・使用は任意ですが、使用することでプレイ時間を短縮できます。
・他プレイヤーの手がかりをまとめておきます。

スタートプレイヤー

・任意の方法で決めます。
・ポーンコマを受け取ります。

【原則】

・ボード上に配置するコマについて嘘をついてはいけません。
・一度配置したコマは決して動かせません。
・キューブがあるマスに対し、質問や探索はできません。
・自分の質問や探索によって他プレイヤーのキューブが置かれた場合、必ず自分もキューブ1個を配置します。
・もし後から間違いに気づいた際には、正直にそれを打ち明け、配置しているキューブやディスクを別の正しいマスに移動させます。

ゲームのプレイ 
ゲームの目的

・「探索」を行い、最も早く未確認生物の生息地を特定させること。

ゲームの流れ

・まず全員で「手がかりの共有」を行います。
・その後、スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。
・手番では1人のプレイヤーに「質問」するか「探索」のどちらかを行います。
・探索で生息地を見つけるまで手番を繰り返し行います。

「手がかりの共有」

・スタートプレイヤーから時計回りで順番に、自分の手がかりを元に、ボード上の1マスにキューブ1つを配置します。 ・これを2周行い、各プレイヤーのキューブが2つずつ配置されます。
・同じマスにキューブを2つ置くことはできません。

「質問」

・質問はキューブが置かれていないマスにのみ行うことができます。
・マスを1つ選んでポーンコマを置き、他プレイヤー1人に「ここに未確認生物は生息できますか?」と確認します。
・自分の手がかりによって、答えではないとわかっているマスでも選択できます。

《質問をされたプレイヤー》
・自分の手がかりを元に、ポーンが置かれたマスが未確認生物の生息地である可能性があるかどうかを、キューブかディスクを置くことで回答します。
・[可能性がない場合]、そこにキューブ1つを配置します。この時、質問者もキューブ1つを自分の手がかりに応じてどこかに配置する必要があります。
・[可能性がある場合]、ディスク1つを配置します。

「探索」

・自分の手がかりを元に、生息地の可能性があるマスにポーンとディスクを配置します。
・キューブがあるマスは選択できません。(生息地ではないことが確定しているからです)
・既に自分のディスクがあるマスにポーンを置いても構いません。その場合は、別のマスにディスクを配置します。

《他のプレイヤー》
・時計回りで順番に、それぞれの手がかりを元に、ポーンがあるマスが生息地である可能性があるかどうかを回答します。
・既に自分のディスクが置かれているプレイヤーはスキップします。
・[可能性がない場合]、そこにキューブ1つを配置します。ここでこの「探索」はストップとなり、以降のプレイヤーは回答しません。その後、「探索’を行なったプレイヤーは、キューブ1つを自分の手がかりに応じてどこかに配置する必要があります。
・[可能性がある場合]、ディスク1つを配置します。全てのプレイヤーのディスクが置かれた場合、未確認生物の生息地を特定したことになり、「探索」を行なったプレイヤーがゲームに勝利します。

【追加の手がかり】

・ゲームに行き詰まった場合、プレイヤーの合意があれば、追加の手がかりを得ることができます。
・使用しているカードのプレイ人数の横列の一番右の数字を確認します。
・説明書の最後のページにある追加の手がかりの該当する数字の手がかりを確認します。
・アプリを使用している場合は、アプリの指示に従います。

その他 
手がかりについて

・手がかりは大きく分けて次の6種類あります。

1. 特定の2つの地域のどちらか
・そのどちらかの地域の場合はディスクを、それ以外の地域の場合はキューブを配置します。
2. 特定の地域からの1マスの範囲内
・その地域は距離0マスと考え、その地域とそこから1マスまでの範囲にディスクを配置します。
3. 動物の縄張りから1マスの範囲内
・クマとワシの縄張りマスは距離0マスと考え、縄張りマスとそこから1マスまでの範囲にディスクを配置します。
4. 特定の種類の建造物から2マスの範囲内
・巨石と廃墟のあるマスは距離0マスと考え、建造物のあるマスとそこから2マスまでの範囲にディスクを配置します。
・建造物の色は無視します。
5. 特定の動物の縄張りから2マスの範囲内
・その動物の縄張りは距離0マスと考え、その縄張りマスとそこから2マスまでの範囲にディスクを配置します。
・もう一方の縄張りは無視します。
6. 特定の色の建造物から3マスの範囲内
・その建造物のあるマスは距離0マスと考え、その建造物のあるマスとそこから3マスまでの範囲にディスクを配置します。
・もう一方の建造物は無視します。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:3-5人(BEST:4人)
  • プレイ時間:30-50分
  • 推奨年齢:10歳以上
  • 発売時期:2018年
  • 参考価格:4,950円
  • テーマ:未確認生物探索
  • メカニクス:推理
  • ゲームデザイナー:ハル・ダンカン/ルース・ヴァイバーズ