ドミニオン
Dominion
2-4
プレイ人数
30+
プレイ時間
13+
推奨年齢
難易度
"デッキ構築"というジャンルを確立させた怪物級 傑作カードゲーム
2009年に史上初となるドイツゲーム賞3冠を達成し、現在も新しい拡張がリリースされ続ける大人気ボードゲームです。 プレイヤーは自分の領土を広げる領主となり、強力なカードを購入し、自分のデッキを強化します。毎回使用するカードをランダムに選ぶため、遊ぶたびに新しい戦略を取る必要があり飽きさせません。 ゲームの流れは非常にシンプルで、デッキ構築という分かりやすいメカニクスのため、ボードゲーム初心者でもすぐに楽しめます。トレーディングカードゲームが好きな人、カードのコンボを繋げるのが好きな人には特にオススメしたい作品です。・使用する王国カードを10種類選びます。 ・公式推奨のサプライを使用したり、ランダマイザ等を使用して決めます。 ・使用するカードによっては、さらに追加で用意するカードがある場合があります。
・プレイヤー全員に初期デッキとして10枚のカードを配ります。 ・通常は、カードの内訳は、銅貨7枚+屋敷3枚です。選出した王国カードの1枚目が「暗黒時代」のカードの場合は、銅貨7枚+避難所3枚です。 ・効果に『家宝』と記載のあるカードを使用する場合、記載された家宝カードを銅貨と入れ替えます。入れ替えた銅貨はサプライに戻します。 ・配られた10枚のカードを裏向きにしてシャッフルし、デッキとします。そこから5枚カードを引き、最初の手札とします。
・以下のカードを、プレイ人数に応じた枚数用意し、表向きの山札とします。
・使用するカードにより、以下のカードも追加で用意します。 ◯ ポーション ・選出した王国カードにポーションをコストに使うカードが出た場合に使用します。 ・2〜4人プレイ時 16枚を用意し、表向きの山札とします。 ◯ 白金貨 ・選出した王国カードの1枚目が「繁栄」のカードの場合に使用します。 ・2〜4人プレイ時 12枚を用意し、表向きの山札とします。 ◯ 植民地 ・選出した王国カードの1枚目が「繁栄」のカードの場合に使用します。 ・2人プレイ時 8枚、3〜4人プレイ時 12枚を用意し、表向きの山札とします。 ◯ 廃墟 ・「略奪者」のカードを使用する場合に使用します。 ・2人プレイ時 10枚、3人プレイ時 20枚、4人プレイ時 30枚を用意します。 ・並べる際は裏向きの山札とし、一番上のみを表向きにします。 ◯ 祝福 ・「幸運」を持つカードを使用する場合に使用します。 ◯ 呪詛 ・「不運」を持つカードを使用する場合に使用します。 ◯ その他 ・使用する王国カードに、準備するカードの記載があれば、さらに追加でそれらのカードを用意します。
・全プレイヤー共通の廃棄したカード置き場を用意します。
・適当な方法で1番目にプレイするプレイヤーを決めます。
・各プレイヤーは自分のターンに次の3つのフェイズを順番に実行します。 1) アクションフェイズ 2) 購入フェイズ 3) クリーンアップフェイズ ・「拡張:夜想曲」の「夜行」カードを使用する場合は、「夜フェイズ」を追加で行います。 ・実行し終わった後は左隣のプレイヤーのターンになります。 ・手番終了時、いずれかのゲーム終了条件を満たしている場合、ゲームは終了します。
・プレイヤーは毎ターン1アクションを行うことができます。1アクションとは、手札からアクションカードを1枚使用することです。 ・使用する際は、プレイエリアにカードを出し、カードの効果を上から順番に処理していきます。処理途中に他のカードを使用したり、購入フェイズに進むことはありません。 ・実行できない処理があっても使用することはできますが、効果は可能な限り実行しなくてはいけません。 ・プレイエリアのカードは、基本的にクリーンアップフェイズまでそのまま残ります。
・「財宝カードの使用」と「カードの購入」を順番に行います。 ① 財宝カードの使用 ・手札から財宝カードを好きなだけプレイエリアに出すことができます。 ・財宝カードもクリーンアップフェイズまでそのまま残ります。使用しても無くなることはありません。 ② カードの購入 ・使用した財宝カードのコインの合計以下のコストのカードを1枚、サプライから購入することができます。 ・イベントやランドマーク、プロジェクトもここで購入します。 ・アクションカードなどから得たコインも合計できます。 ・購入したカードは、基本的に捨て札置き場に表向きで置かれます。 ・残ったコインを次に持ち越したりすることはできません。 ・負債を持っている場合、負債を返済するまでは購入はできません。
・夜行カードを使用する場合のみ行います。 ・夜行カードはアクションを使用しないため、何枚でも使用することができます。 ・その他の処理は、アクションフェイズと同様に処理します。
・プレイエリアのカードと手札を全て捨て札置き場に置きます。使用していない手札も全て捨てます。 (厳密には、「手札は全て同時に捨て札に置く」「プレイエリアのカードは1枚ずつ捨て札に置く」の2つを、好きな順番で行います。順番が関係してくるカード効果もあります。) ・デッキからカードを5枚引きます。この時、デッキからカードを引くことができない場合、捨て札を全てシャッフルし新たな山札とし、そこから引きます。 ・その後、左隣のプレイヤーのターンとなります。
・プレイヤーのターン終了時に、以下のいずれかを満たしている場合、ゲームが終了します。 ① 属州の残り枚数が0枚になっている ② サプライの山札のうち、3種類以上の残り枚数が0枚になっている (金貨、呪いなどの共通サプライも含まれる) ③ 植民地の残り枚数が0枚になっている(植民地を使用している場合のみ)
・特定のタイミングで、特定の条件を満たすことで効果を発動できます。 ・自分のターン中である必要はなく、アクションも消費しません。 ・条件を満たしていれば、好きな順番で、好きな枚数使用することができます。
・基本的に、使用したターンは場に残り、効果がなくなったターンのクリーンアップフェイズに捨て札になります。2ターン以上、場に残るものもあります。 ・複数の持続カードが効果を同時に発生する場合、好きな順番で効果を解決します。 ・何らかの理由で場を離れた場合でも、次のターン以降に受ける効果は発生します。
・「呪いカードを獲得する」など、複数のプレイヤーが効果を受ける場合は、指示が無い限りは、カードを使用したプレイヤーから時計回り(プレイ順)に処理を行います。
・「アクション-勝利点」など、複数の種類を持つカードは、どちらのカードとしても扱います。
・「このカードを獲得するとき、◯◯する」など、カードを獲得した際に効果が発生するカードがあります。 ・カードの獲得が行われた後、獲得時の効果を適用します。 ・カードの獲得が失敗した場合、獲得時効果は適用できません。
・「このカードを購入するとき、◯◯する」など、カードを購入した際に効果が発生するカードがあります。 ・カードの購入が行われた後、購入時の効果を適用します。 ・購入フェイズに購入以外の方法でカードを獲得しても、購入時効果は発生しません。 ・購入したカードの獲得が行われなかった場合、購入時効果は発生します。 ・購入フェイズの処理の順番は以下になります。 ① カードの購入 ② 購入時効果の処理 ③ カードの獲得(捨て札、あるいは指定された場所に置く) ④ 獲得時効果の処理
・カードを廃棄したい際に発生する効果は、以下の順番で処理します。 ① 廃棄されたカードの廃棄時効果、何かを廃棄したことで発生する他のカードの廃棄時効果を好きな順番で解決します。 ② ①を全て解決した後、廃棄を引き起こしたカードの効果を処理します。
・デッキから1枚ずつ、合計でX枚のカードを引きます。 ・引く枚数が決まっていて、デッキが足りない場合、カードを引く前に捨て札をシャッフルしデッキの下に入れます。その後、X枚のカードを引きます。 ・引く枚数が決まっていない場合、デッキが無くなるまでカードを引き、無くなったタイミングで捨て札をシャッフルして新たな山札とします。その後、カードを引きます。 ・デッキがちょうど0枚になったタイミングでは新たな山札は用意しない。引く必要がある時に引けない場合に、捨て札をシャッフルして新たな山札とします。 ・クリーンアップフェイズも同様の処理をします。 ・-1カードトークンがデッキに乗っている場合は、+1カードを引くことと引き換えに、デッキからトークンを取り除きます。
・アクションフェイズに使用できるアクションカードの枚数がX枚増えます。通常は1アクション(アクションカード1枚)です。
・購入フェイズなどに使用できるコインがXコイン増えます。
・購入フェイズに購入できるカードがX枚増えます。
・指定のカードを指定された枚数だけ、捨て札置き場に置きます。 ・「する」と「置く」では厳密には違うので注意が必要です。 ◇ クリーンアップフェイズ以外で、「捨て札に置く」効果のあるカードは、宰相・名馬・ゴミあさり・使者・凶兆のみです。 ◇ 上記のカード以外に「捨て札に置く」と記載がある場合は、「捨て札にする」と読み替え処理を行います。(冒険者・破壊工作員・ゴーレム・占い師・収穫・狩猟団・道化師・農村・義賊・公爵夫人・公使) ・手札からカードを捨て札にする際、全て同時に捨て札にします。1枚ずつ捨てそれぞれに何らかのリアクション等を行うことはできません。
・基本的には、指定されたカードを取り、捨て札置き場に置きます。 ・カードの獲得は1枚ずつ行います。カード獲得時の効果は、1枚ずつ処理を行います。
・指定されたカードを指定された枚数だけ廃棄置き場に置きます。 ・手札からカードを廃棄する際、全て同時に廃棄します。1枚ずつ廃棄しそれぞれに何らかのリアクション等を行うことはできません。 ・廃棄されたカードは、基本的にはゲームから除外され、サプライとしても扱いません。
・指定されたカードを指定された枚数だけ、全てのプレイヤーに見せます。その後、指示がない限りは、元の場所へ元の向きで戻します。 ・デッキからカードを公開する際、1枚ずつ公開します。 ・デッキからカードを公開する際、カードが足りない場合は、カードを引く場合と同様に処理して公開します。
・指定されたカードを指定された枚数だけ、自分だけが見ます。その後、指示がない限りは、元の場所へ元の向きで戻します。 ・その他は、「公開する」と同様の処理をします。
・指示がない限りは、分かりやすい場所に表向きにして置きます。
・獲得したカードやデッキから公開したカードなど、指定されたカードを手札に追加します。 ・「カードを引く」ではないので、-1カードトークンの処理は行いません。
・以下のカードは「場/プレイエリアに出ている」カードです。 ◯ 使用したアクションカード、財宝カード、夜行カード ◯ 使用後、効果を持続している持続カード ◯ 酒場マットから呼び出したリザーブカード ・以下のカードは「場/プレイエリアに出ている」カードではありません。 ◯ 脇に置いたカード ◯ 島マット、酒場マットなどに置いたカード ◯ デッキ、手札のカード ◯ 捨て札、廃棄置き場のカード ◯ 共通カード、王国カード、その他サプライ外の山札のカード
・購入フェイズの後、クリーンアップフェイズの前に、夜フェイズが追加されます。 ・夜フェイズでは、夜行カードを好きな枚数使用することができます。アクション権は使用しません。
・祝福/呪詛の山札から1枚を効果の対象となるプレイヤーが効果を受けます。 ・対象となるプレイヤーが複数いる場合、時計回り(プレイ順)に処理を行います。 ・処理を終えた祝福/呪詛のカードは、処理を終えた順にそれぞれ表向きに積んでおきます。 ・祝福/呪詛の山札が0枚の時に祝福/呪詛を受ける場合、使用済みの祝福/呪詛をシャッフルし、新たな山札とします。この時、「脇に置かれている」か「プレイヤーの手元にある」状態の祝福カードはシャッフルしません。
・指示された枚数の祝福を山札からめくり、手元に表向きにして置きます。
● 公開情報 ・サプライのカードの枚数 ・廃棄置き場のカードの内容 ・お互いの捨て札の一番上のカード ・お互いの手札の枚数 ・自分のデッキの枚数 ・自分の手札の内容 ● 非公開情報 ・お互いのデッキの内容 ・お互いの捨て札の内容と枚数 ・相手のデッキの枚数 ・相手の手札の内容 ※ 捨て札は一番上のカードを除き、内容も枚数も確認してはいけません。 ※ 自分のデッキであっても、内容を確認してはいけません。枚数は数えることができます。
基本情報
- プレイ人数:2-4人(BEST:4人)
- プレイ時間:30分
- 推奨年齢:13歳以上
- 発売時期:2008年
- 参考価格:4,500円
- 受賞歴:ドイツゲーム大賞/ドイツゲーム大賞/アラカルト・カードゲーム賞
- テーマ:カード/中世
- メカニクス:デッキ構築/ハンドマネージメント/ランダムセットアップ
- ゲームデザイナー:ドナルド・X・ヴァッカリーノ