ドラスレ
Dorasure
2-5
プレイ人数
30+
プレイ時間
10+
推奨年齢
難易度
協力してドラゴン討伐高難易度ダイスRPGゲーム
プレイヤーはパーティを組み、協力してドラゴンの討伐を目指します。ゲームの前半ではドラゴン討伐のために、経験値を稼いだりアイテムを集めたりします。ゲームの後半はドラゴンとの決戦です。見事ドラゴンを討伐できればプレイヤーの勝利、敗北するとプレイヤーの敗北になります。移動や攻撃にはダイスを使うため運要素は強いですが、ダイスの目に一喜一憂し、王道のRPGを存分に味わいましょう。・テーブル中央に広げます。
・ボード左のドラゴンの姿をしているゲージの一番下にマーカーを置きます。 ・ドラゴンの警戒心の度合いを表示します。
・5枚の「報酬タイル」を裏返してシャッフルし、伏せたままボードの「山」に1枚ずつ配置します。 ・7枚の「クエストタイル」を裏返してシャッフルし、伏せたまま「山」の上の報酬タイルの上に1枚ずつ重ねて配置します。 ・残った2枚のクエストタイルは表を確認せずに、箱に戻します。 ・街から最も遠いボード右上の山の「クエストタイル」を表にします。
・各プレイヤーは使用するキャラクターを選び、キャラクターシートを受け取ります。 ・キャラクターシートの「レベル」「ライフ」「リソース」にマーカーを置きます。各能力の初期値はキャラクターシートに記載されています。 ・使用する全てのコマをボードの左下の「街」に置きます。使用しないコマは箱に戻します。
・ニンジャを担当するプレイヤーがスタートプレイヤーです。 ・ニンジャがいない場合、ハンター→グラディエーター→プリンスの順でスタートプレイヤーとなります。
・炎上タイル、達成マーカー、ダメージトークン、ダイスはまとめてボードの近くに置いておきます。
・ゲームは「冒険フェイズ」と「決戦フェイズ」の2フェイズに分かれています。 ・「冒険フェイズ」では、マップ上を旅して決戦の準備をしますが、時間をかけすぎると警戒したドラゴンが襲ってきます。いずれかのプレイヤーが死亡すると、ゲームに敗北します。 ・「決戦フェイズ」では、ドラゴンと決戦し勝敗を決します。このフェイズでは全員が死亡すると敗北です。 ・決戦フェイズへ移行するのは、「5つの山を暴いた時」もしくは「ドラゴンの警戒心が最大になった時」です。
・ゲーム中に登場する特殊なダイスの処理です。 ・指定された数のダイスを振り、「[4]以上が出た個数」が成功数になります。[6]と[1]が出た場合、次の処理を行います。 ・最後に残った成功数が「ピークロール」の結果になります。 〈[6]が出た場合〉 ・クリティカルとして、ダイス1個を振り足し、その結果を適用します。 ・振り足したダイスは[2]以上で成功となり、[6]の場合は、さらに振り足します。 ・振り足す上限はありません。振り足したくない場合でも振り足します。 〈[1]が出た場合〉 ・ファンブルとして、成功数を-1します。 ・全ての振り足しを終えてから最後に処理します。 ・振り足しの[1]も同様に扱います。
・各キャラクターは個別のリソースを持っています。 ・「ブースト」と「ガード」のために、リソースを使うことができます。 ・リソースの回復はキャラクターごとに異なります。 「ブースト」 ・「ピークロール」の際に、ダイスを追加して振ることができます。 ・ダイスを振る前に使用を宣言する必要があります。 ・消費したリソース分だけダイスを増やすことができます。 ・振り足しの際には追加できません。 「ガード」 ・ダメージを受けたときに、消費したリソース分だけダメージを減らします。 「リソースの回復」 ●ハンター:魔力弾 ・「休息」することで上限まで回復します。 ●ニンジャ:忍術 ・移動で「森」に入ることで1点分回復します。 ・移動せずに「森」に留まった場合は回復しません。 ・回復できるのは1ターンに1点までです。 ●グラディエーター:生存能力 ・リソースを持ちません。 ・「平地」で「冒険」を行うと、結果に関わらずライフが1点分回復します。 ●パラディン:信仰心 ・移動の際に最も高い出目を1つ取り除くことで、1点回復します。 ・回復できるのは1ターンに1点までです。 ・[6]を取り除いた場合も、「ドラゴンゲージ」は上昇します。 ●プリンス:部下、金貨 ・部下:自分のターン開始時に、上限まで回復します。「決戦フェイズ」では回復しません。 ・金貨:「竜の財宝」入手時に3点回復します。「ドラゴンアクション」によってリソースを0にする効果を受けても、減少しません。
・XPが一定数に達すると、キャラクターは「レベルアップ」し、能力値が上昇します。 ・上昇する能力の詳細は、キャラクターシートに記載されています。
・「挑戦」に成功した場合、「報酬タイル」の種類によって全キャラクターが次の効果を得ます。 ●竜の隠れ家 ・ドラゴンへの不意打ちに成功し、ドラゴンに1ダメージを与え、「ドラゴンゲージ」を1つ上昇させます。「ドラゴンアクション」が発生する場合は、通常通りに処理します。 ・2つ目の「竜の隠れ家」を見つけると、ドラゴンに1ダメージを与え、ダメージが「ドラゴンランページ」まで上昇しますが、この「ドラゴンランページ」を無視します。 ●竜の財宝 ・全キャラクターはキャラクターシートの「アイテム能力」を使用可能になります。 ●竜の書 ・竜の弱点情報が記されており、全キャラクターは1XPを獲得します。 ●竜殺しの武器 ・竜を退治するために鍛えられた武器を獲得し、全キャラクターは「決戦フェイズ」での[戦闘]の値に+1されます。
・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。 ・手番では、まず「移動」を行い、その後に「アクション」を実行します。 ・移動は、ダイスを振って出目を消費して実行します。 ・アクションは次の4種類あり、必ず1つを実行します。 a. 「平地」「森」で「冒険」する b. 「街」か「村」で「休息」する c. 「クエストタイル」を「調査」する d. 「クエストタイル」に「挑戦」する
・キャラクターの[移動]の能力値と同数のダイスを振り、その出目を消費しながら移動します。 ・地形によって移動に必要な出目が異なります。[1]はどのマスにも移動できません。 街/村/街道:[2]以上 平地:[3]以上 森:[5]以上 ・移動のダイスは使い切る必要はなく、全く移動しないこともできますが、ダイスは必ず振らなくてはいけません。 ・移動の際に他のキャラクターを通過できますが、同じマスに止まることはできません。ただし、「街」は例外です。 ・[6]が出た場合、「ドラゴンゲージ」が上昇します。 《ドラゴンゲージ》 ・移動の際のダイスで[6]が出た場合、その数だけ「ドラゴンゲージ」を上昇させます。 ・マーカーが炎のマスを通過したら、キャラクターの移動を行う前に、「ドラゴンアクション」が発生します。 《ドラゴンアクション》 ・ダイスを1個振り、「ドラゴンアクション表」を参照し、結果に従います。 ・対象者が複数いる場合、その全員に効果が適用されます。
・アクションは4種類あり、必ず1つを実行します。 ・移動を終えたマスの種類によって行うことができるアクションが決まります。 移動を終えたマス ・「平地」または「森」で移動を終えた場合、「冒険」を行います。 ・「街」または「村」で移動を終えた場合、「休息」を行います。 ・移動を終えたマスが「クエストタイル」に隣接している場合、「冒険」か「調査」か「挑戦」を行います。
・[冒険]の能力値で「ピークロール」を行い、成功数に応じた「冒険表」の結果に従います。 ・[冒険]の能力値には2つの値があり、「平地」は左側、「森」は右側を使用します。
・ライフを2点分回復します。 ・「炎上したベルク村」では休息できません。
・クエストタイルを表にして、内容を公開します。 ・クエストタイルに「挑戦」できるのは、次の手番プレイヤーからです。
・クエストタイルに記された種類の能力値で「ピークロール」を行い、成功数が難易度以上であれば、クエスト成功となります。 《達成した場合》 ・クエストタイルを取り除き、キャラクターは2XPを得ます。 ・クエストタイルの下の「報酬タイル」を公開し、そのタイルの効果を獲得します。 ・獲得した報酬タイルの効果は、全員が獲得します。 《達成できなかった場合》 ・挑戦は失敗となり、成功数によって次の処理を行います。 ・成功数がプラス:その数の「達成マーカー」をクエストタイルに置く。このマーカーの数だけ、このクエストの難易度が下がります。 ・成功数がマイナス:その数だけ「達成マーカー」を取り除く。 《協力して挑戦》 ・挑戦する際に、他のプレイヤーも同じクエストタイルに隣接している場合、そのプレイヤーと協力して挑戦ができます。 ・協力するかどうかは、協力する側のプレイヤーが決めます。 ・「ピークロール」は産するプレイヤー全員で行い、成功数を合計します。 ・クエストを達成した場合、参加したプレイヤー全員は2XPではなく1XPを獲得します。 ・クエストタイルの特殊な効果は、参加プレイヤー全員が受けます。
・次のどちらかの条件を満たすと、「決戦フェイズ」へ移行します。 ① 5枚の「報酬タイル」を獲得する ② 「ドラゴンゲージ」が上限に達する ・決戦フェイズのスタートプレイヤーは、条件を満たしたプレイヤーです。 ・移行する場合、全てのキャラクターコマを「決戦場」に移動させます。 ・ドラゴンゲージが上限に達した場合は、「ドラゴンランページ」が2回発生します。 《ドラゴンランページ》 ・ダメージトークンが、爪痕のあるマスに置かれると発生します。 ・ダメージを与えたプレイヤーはダイス1個を振り、「ドラゴンランページ」を参照します。
・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。 ・ [戦闘]の値で「ピークロール」を行い、成功数を「決戦表」で参照します。 ・「ドラゴンランページ」が発生したら、その処理を行います。 ・かyラクターのライフが0になった場合、キャラクターは死亡し、以降の手番はスキップされます。 ・キャラクター全員のライフが0になるか、ドラゴンのライフが0になるまで繰り返します。
《連携攻撃》 ・「決戦表」も結果が+2だった場合、「連携攻撃」のチャンスです。 ・他のキャラクター全員がダイス1個ずつの「ピークロール」を行い、「+2」に加えたものを最終結果として「決戦表」を参照します。 ・結果がまた「+2」だった場合、処理を繰り返します。
・ドラゴンへダメージを与えた場合、ドラゴンライフの左から与えたダメージ数の「ダメージトークン」を置きます。 ・ドラゴンのライフが1になった時は、余剰ダメージがあっても無効化され、必ず「ドラゴンランページ」が発生します。 ・この一撃をしのぎ、最後に1ダメージ以上を与えることができれば勝利です。相打ちとなってもプレイヤーの勝利となります。
・ドラゴンのライフを0にした場合 (相打ちでキャラクターが全滅した場合でも、勝利となります) 敗北条件 ・「冒険フェイズ」でいずれか1人のプレイヤーが死亡し、「奇跡の復活」にも失敗した場合 ・「決戦フェイズ」で全滅した場合 《奇跡の復活》 ・「冒険フェイズ」中にキャラクターが死亡した場合、「奇跡の復活」を試みることができます。 ・死亡したキャラクターを含む全員がダイスを1つずつ振り、1つでも[6]があれば死亡したキャラクターは復活します。 ・復活した場合、ライフを初期値まで回復し、「街」へ移動します。しかし、全キャラクターのリソースを0まで減らします。 ・同時に複数のキャラクターが死亡した場合も、1回の「奇跡の復活」で全員が復活できます。
基本情報
- プレイ人数:2-5人(BEST:4人)
- プレイ時間:30-40分
- 推奨年齢:10歳以上
- 発売時期:2014年
- 参考価格:4,000円
- テーマ:RPG×ダイス
- メカニクス:ダイスロール/協力プレイ/プレイヤー別固有能力
- ゲームデザイナー:KTR