デュプリク

Duplik


3-10

プレイ人数

45+

プレイ時間

12+

推奨年齢

難易度

描く早さと想像力が重要
お絵かきゲームの新定番

描かれた絵を採点する箇所が"まさか"のポイントになっているため、大切なのは、絵心ではなく絵の内容を正確に早く伝えること、そしてその伝えられた内容を的確に早く描くことになっています。
プレイヤーはアートディレクターという絵の指示を出す人とアーティストに分かれます。同じ指示を聞いているのに全然違った絵になったり、意外な共通点があったりと、何人でも何歳でも盛り上がれる、お絵かきゲームの新定番です。

ゲームの準備 
役割を決める

・各プレイヤーが出すを振り、最もダイスの目の大きいプレイヤーが最初のアートディレクターになります。残りの人はアーティストになります。
・アートディレクターは順番に全プレイヤーが行います。
・アートディレクターは、場面カードの絵を的確に言葉だけで伝えなくてはいけません。
・アーティストは、その説明を聞き、絵を描きます。

紙とペン

・全てのプレイヤーは、紙とペンを用意します。
・紙は付属のシートを使うか、普通の紙を使っても問題ありません。
・付属のシートの裏面は得点表になっています。普通の紙を使う場合、別途得点表も用意しましょう。

得点表

・付属のシートを使用する場合、左側の上下2ヶ所それぞれに全てのプレイヤーの名前を記入します。
・上部はアートディレクターの得点表、下部は総合の得点表になります。

場面カード

・出来るだけ中身を見ないように用意します。
・このカードの絵を、アートディレクターは言葉を使って伝え、アーティストは絵を描きます。
・場面カードの右部分は評価基準が記されています。見ないようにしましょう。

砂時計とダイス

・アートディレクターの手元に置きます。

ゲームのプレイ 
ゲームの目的

・全員がアートディレクターを務めるまでゲームを続けます。
・合計の評価点が最も高いプレイヤーが勝利します。

ゲームの流れ

・アートディレクターが絵の説明をし、アーティストが絵を描きます。
・各アーティストが審査員となり、完成した絵の採点を行います。
・絵の採点結果に応じて、アートディレクターにも得点が入ります。
・これを全員がアートディレクターを務めるまで繰り返します。

① 場面カードの準備

・アートディレクターが、場面カードを1枚選びます。絵を見ずにランダムで選ぶと良いでしょう。
・右側に書いてある評価基準を見ないようにしましょう。
・アーティストにはまだ絵を見せてはいけません。
・ダイスを振り、今回のボーナス評価基準を決定します。
・ダイスの目と同じ数字の評価基準を達成した場合、通常の1点ではなく3点獲得できます。

② 場面の説明と描写

● アートディレクター
・まず場面カードの題名を伝えます。
・その後、砂時計をひっくり返し、90秒間で絵の内容をできるだけ的確に伝えます。
・この時に使える言葉に制限はありませんが、ジェスチャーは禁止です。
・アーティストのが描いている絵を見ることも禁止です。
・砂時計の砂が全て落ちたら、説明をやめます。

● アーティスト
・アートディレクターの説明を聞き、急いで正確に絵を描きます。
・描いている間は、他のアーティストとの会話は禁止です。
・アートディレクターへの質問も禁止です。
・砂時計の砂が全て落ちたら、絵を描くのをやめます。

③ 絵の採点

・まだ場面カードを見せてはいけません。
・アーティストは、自分の絵を隣のアーティストに渡します。どちらに渡すかはアートディレクターが決めます。絵を受け取ったアーティストは、その絵の審査員となります。
・アートディレクターは、場面カードの右側の文字の上に赤いシートを重ね、1〜10まである評価基準の番号と内容を読み上げます。
・審査員は、その評価基準を満たしていると思えば「○」を、満たしていないと思えば「×」をシート下の得点欄に記入していきます。
・アートディレクターのみが場面カードを見れる状態ですが、審査員の判断に口出しはできません。

④ 得点計算

・各アーティストは、達成した評価基準1項目につき1点を獲得します。
・ボーナス評価基準の項目では、1点ではなく3点を獲得します。
・アートディレクターは、正解者が1人でもいる評価基準1つにつきは1点を獲得します。
・正解者が複数人いても1点にしかならず、ボーナスでも1点です。
・計算が終わったらその得点を得点表に記入します。

⑤ 1ラウンドの終了

・ここで初めて場面カードを公開します。
・アートディレクターは左隣のプレイヤーに移り、次のターンを開始します。

ゲームの終了

・全員がアートディレクターを務めたらゲームは終了します。

ゲームの終了と勝者 
ゲームの終了

・全員がアートディレクターを務めたらゲームは終了します。

ゲームの勝者

・合計得点の高いプレイヤーの勝利となります。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:3-10人(BEST:5-6人)
  • プレイ時間:45分
  • 推奨年齢:12歳以上
  • 発売時期:2005年
  • 参考価格:3,000円
  • 受賞歴:ドイツ年間ゲーム大賞/フランスゲーム大賞
  • テーマ:お絵かきx伝言
  • メカニクス:描写/言葉遊び
  • ゲームデザイナー:ウィリアム・ジェイコブソン/アマンダ・コホウト