ラマ

L.A.M.A.


2-6

プレイ人数

20+

プレイ時間

8+

推奨年齢

難易度

全てのマイナス点を削除せよ
お手軽ジレンマカードゲーム

プレイヤーはできる限り手札を無くすことを目指します。いずれかのプレイヤーの手札が0枚になるとそのラウンドは終了となり、残ったカードがマイナスポイントになってしまいます。手札を無くすとマイナスポイントを返却できます。特徴的なのは、「途中でゲームを降りることができること」。マイナスポイントは発生しますが、手札をこれ以上増やしたくない、これ以上手札を減らせないと思った時にゲームをおりましょう。
マイナスポイントを減らすためにカードを引くのか、これ以上マイナスポイントを増やさないように降りるのか。手軽にジレンマが楽しめます。
L.A.M.A.のタイトルの由来は、『Lege All Minuspunkte Ab.』=全てのマイナス点を削除せよです。

ゲームの準備 
カード

・1〜6までのカードが各8枚とラマカード8枚の56枚あります。
・全てのカードをシャッフルし、山札を作ります。
・全てのプレイヤーに6枚ずつ配り、手札とします。
・山札の上から1枚カードをめくり場に表向きで出します。

チップ

・1ポイントの白チップと10ポイントの黒チップがあります。
・全てのチップを全員の手が届くところに置き、ストックとします。

スタートプレイヤー

・最も若いプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。

ゲームのプレイ 
ゲームの流れ

・ゲームはいくつかのラウンドをプレイします。
・各ラウンドごとにマイナスチップを獲得し、いずれかのプレイヤーがマイナス40ポイントに達するとゲームは終了します。

ラウンドの流れ

・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。
・手番では次の3つのアクションのうち、1つを行います。
 1. カードを1枚出す
 2. カードを1枚引く
 3. 降りる
・その後、左隣のプレイヤーの手番になります。
・いずれかのプレイヤーの手番がなくなるか、全てのプレイヤーがパスするとラウンドは終了します。
・1人だけが残った場合もラウンドは続けますが、カードを引くことができません。
・マイナス点を計算して、その点数分のチップを受け取ります。

1. カードを1枚出す

・手札からカードを1枚場に出します。
・出せるカードは、場の一番上のカードの数字と"同じ数字"、もしくは"1つ大きい数字"のカードです。
・ラマは場に出ているカードが6かラマの時のみ出すことができます。
・場の一番上がラマの場合は、ラマか1を出すことができます。
・ラマは[7]であり[0]であるイメージです。(1,2,3,4,5,6,LAMA,1,2,3…)
・手札が0枚になったら、即座にラウンドが終了します。

2. カードを1枚引く

・手札に出せるカードが無いか出したくない場合、山札からカードを1枚引きます。
・カードを引いた後にカードを出すことはできません。
・自分以外のプレイヤー全員が降りた場合、カードを引くことはできません。
・山札が無くなるとカードを引くことはできません。

3. 降りる

・手札に出せるカードが無いか出したくない場合、またはカードを引きたくない場合、このラウンドから降りることでマイナス点を確定させることができます。
・降りる場合は、手札を裏向きに伏せて手元に置きます。
・カードを出すことができない、もしくは山札が尽きて引くことができない場合は、降りるしかありません。

ラウンドの終了

・次のいずれかの場合、ラウンドが終了します。
 ▶︎ いずれかのプレイヤーの手札が0枚になる
 ▶︎ 全てのプレイヤーがラウンドから降りる
・手札が残っている全プレイヤーはマイナス点を計算します。降りたプレイヤーも計算します。

マイナス点の計算

・次の方法でマイナス点を計算します。
 A: 手札のカードの数値がマイナス点になります。([6]は-6点)
 B: 同じ数字を複数枚持っていてもカウントしません。([6]を2枚持っていても-6点)
 C: ラマカードは-10点として計算します。
・マイナス分のチップを受け取ります。

手札が0枚になる

・手札を0枚にできたプレイヤーは、所持しているマイナス点のチップを1枚返却することができます。
・チップの色は関係ありません。

次のラウンドの準備

・全てのカードをまとめてシャッフルして新たな山札を作り、各プレイヤーに6枚ずつ配ります。
・山札の一番上のカードをめくり場に表向きで出します。
・2ラウンド目以降は、前のラウンドで最後の手番を行なったプレイヤーがスタートプレイヤーになります。

ゲームの終了

・いずれかのプレイヤーの得点がマイナス40に達するとゲームは終了します。
・最もマイナスポイントの少ないプレイヤーが勝者となります。
・同点の場合は引き分けになります。

拡張ルール 
ド・ラマカード

・ド・ラマカードを持っていると、ラウンド終了時に手札を1枚減らすことができます。
・ラウンド終了時のマイナス点を減らしたり、手札を0枚にしてマイナスチップを返却することができます。
・ド・ラマカードを獲得するには、自分の手番で「降りる」を選択する必要があります。
・誰かがド・ラマカードを持っている場合に「降りる」を選択すると、新しく降りたプレイヤーにカードが移ります。
・最後の1人になったプレイヤーが降りてもド・ラマカードの移動はありません。
・このルールの追加によって、"先に降りる"ことが減り、よりジレンマを楽しむことができます。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:2-6人(BEST:5人)
  • プレイ時間:20分
  • 推奨年齢:8歳以上
  • 発売時期:2019年
  • 参考価格:1,500円
  • 受賞歴:ドイツ年間ボードゲーム大賞 2019ノミネート
  • テーマ:カード
  • メカニクス:ハンドマネージメント
  • ゲームデザイナー:ライナー・クニツィア