パンデミック

Pandemic


2-4

プレイ人数

45+

プレイ時間

8+

推奨年齢

難易度

ウィルスから世界を救えるか
協力型ゲームの決定版

パンデミックとは「広範囲に及ぶ流行病」を指し、プレイヤーは世界を救う様々な専門家となり、病原体の拡散を食い止め治療薬を発見し、世界を救うために闘います。
ゲームの難易度が高めに設定されており世界を救うのは大変なものの、救えた時の達成感をプレイヤー全員で分かち合える素晴らしいボードゲームです。また、ゲーム毎に違った都市が感染した状態でスタートし、難易度の変更も可能なため、何度も何度も繰り返し遊べるのもポイントです。

ゲームの準備 
ボードの準備

◆ 調査基地コマ
 1つをアトランタに置き、残りはストックにする。
◆ 病原体コマ
 色別に分けてストックにする。
◆ アウトブレイクマーカー
 ボード左下の「0」に置く。
◆ 治療薬マーカー
 ボード下のビンマークの上に、無地の面を上にして置く。
◆ 感染率マーカー
 ボード右上の感染率表の左端の「2」の上の丸に置く。

プレイヤーの準備

◆ 役割カード&プレイヤーコマ
 ランダムに1枚引き、その色のコマをアトランタに置きます。

感染カードの準備

・ボード右上の山札置き場に、シャッフルして置く。
・感染カードの山札から3枚引き、各都市に病原体コマを3つ置く。
・同様に、山札から3枚引き、各都市に病原体コマを2つ置く。
・同様に、山札から3枚引き、各都市に病原体コマを1つ置く。
・引いたカードは全て捨て札にする。

ゲームの難易度

・エピデミックカードの枚数を調整することで、ゲームの難易度を変更することができます。

プレイヤーの初期手札

・エピデミックカードを除いた都市カードとイベントカードをシャッフルします。
・各プレイヤーにプレイ人数に応じた枚数を配ります。

プレイヤーカードの山札

・プレイヤーに手札を配った後、ゲームの難易度に応じたエピデミックカード数と同数の均等な山を作ります。
・それぞれにエピデミックカードを加えてシャッフルします。
・それらを重ねてプレイヤーカードの山札とします。
 (重ねた後にシャッフルしないように注意)

スタートプレイヤー

・手札の中で、最も人口が多い都市カードを持つプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
・手番は時計回りに行います。

要注意事項 
手札の公開

・入門レベルで行う際は手札を公開して行うとよいでしょう。
・標準レベル以上は手札は非公開ですが、全員が望むのであれば公開しても構いません。

手札上限

・常に手札上限は7枚以下でなければなりません。
・自分のターン以外に手札が7枚以上になった場合も即座に7枚以下にしなければなりません。

アウトブレイク

・1つの都市に同じ色の病原体コマが4つ以上置かれる場合、「アウトブレイク」が発生します。この時、3つを超える分はストックに戻します。
・「アウトブレイクマーカー」を1つ進め、発生した都市に白線で繋がった隣接する都市すべてに、"アウトブレイクが発生した都市の色"の病原体コマを1個ずつ配置します。
・その際に、その都市で同一の色の病原体コマが3つを超える場合はアウトブレイクが発生し、連鎖反応状態になります。
・先のアウトブレイクを処理してから、アウトブレイクマーカーを1つ進め、新たに発生した都市に隣接するすべての都市に、同じように病原体コマを配置します。
・このとき、連鎖元となったアウトブレイクが発生した都市に病原体コマは置きません。つまり、"1枚の感染カードの解決中は、同じ都市で複数回のアウトブレイクは発生しない"ということです。

病原体の根絶

・治療薬が開発済みの病原体コマがボード上からすべて取り除かれた瞬間、その病原体は「根絶」され、「治療薬マーカー」を裏返します。
・「根絶」された色の感染カードが公開された場合、病原体コマを置かずに捨て札にします。
・エピデミックの処理やアウトブレイクの処理の際も有効です。

ゲームのプレイ 
ゲームの目的

世界中にウイルスが蔓延する前に、4つの病原体の治療薬を発見し、人類を救うこと。

ゲームの終了条件

【勝利条件】

・4つの治療薬を発見すること。
【敗北条件】
・次の場合、即座にゲーム終了となりプレイヤー全員が敗北します。
 1.アウトブレイクが発生した際、マーカーがドクロのスペースに到達した場合
 2.「病原体コマ」を配置する際、ストックのコマが足りない場合
 3.プレイヤーカードを2枚引く際、2枚カードが引けない場合

ゲームの流れ

・各プレイヤーが順番に手番を行います。
・手番では次の処理を順番に行います。
 ① 4つのアクションを実行
 ② プレイヤーカードを2枚引く
 ③ 感染の処理
・その後、手番が左隣のプレイヤーに移ります。
・いずれかの終了条件を満たすまで、これを繰り返します。

① 4つのアクションを実行

・次のアクションを、任意のアクションを任意の順番で行います。
・パスも可能で、同一のアクションを複数回選んでも構いません。

● 自動車または船による移動

・隣接する都市に移動する。
● 直行便による移動
・捨てたカードの都市へ移動する。
● チャーター便による移動
・現在いる都市のカードを捨て、任意の都市へ移動する。
● シャトル便による移動
・調査基地から調査基地へ移動する。
● 調査基地の設置
・今いる都市のカードを捨て、その都市に調査基地を設置する。
・6つ設置済みの場合、他の基地を移動させる。
● 感染者の治療
・今いる都市の「病原体コマ」を、未発見なら1個取り除く。
・治療薬が発見済みなら全てを取り除く。す
● 知識の共有
・今いる都市のカード1枚を、同じ都市のプレイヤーに渡すか受け取る。
● 治療薬の発見
・手札から同じ色の都市カードを5枚捨て、その色の治療薬を発見する。
・調査基地が都市にいる必要があります。
・都市の色と発見する治療薬の色が一致している必要はありません。

② プレイヤーカードを2枚引く

・山札から2枚引き手札に加えます。
・この時エピデミックカードが出た場合、【エピデミックの解決】を処理します。

【エピデミックの解決】

・次の処理を順番に行います。
・その後、③ 感染の処理に進みます。

1) 感染率の上昇

・「感染率マーカー」を1つ右に移動します。
2) 感染
・感染カードの山札の底のカードを公開し、その都市に病原体コマを3つ置きます。
・公開したカードは捨て札にします。
3) 度合いの増加
・感染カードの捨て札置き場にあるカードをシャッフルし、感染カードの山札の上に置きます。

③ 感染の処理

・「感染率マーカー」の下の数字と同じ枚数のカードを「感染カード」の山札の上から1枚ずつ公開し、その都市に「病原体コマ」を1個配置します。
・公開した「感染カード」は捨て札にします。

基本情報

  • プレイ人数:2-4人(BEST:4人)
  • プレイ時間:45分
  • 推奨年齢:8歳以上
  • 発売時期:2008年
  • 参考価格:4,000円
  • 受賞歴:ドイツ年間ゲーム大賞(2009年ノミネート)
  • テーマ:ウィルス×治療
  • メカニクス:協力プレイ/固有能力/ハンドマネージメント
  • ゲームデザイナー:マット・リーコック