ペッパー

Pepper


3-9

プレイ人数

45+

プレイ時間

10+

推奨年齢

難易度

激辛カードの押し付け合い
傑作トリックテイキング

プレイヤーは手札を1枚ずつ出していき、「最も数字の大きいカードを出したプレイヤーが負ける」というミニゲームを複数回プレイします。数字が1である「ペッパーカード」は最強のカードです。しかし、最後まで持っているとペッパーカードが大量のマイナス点を生んでしまう可能性があり、手放すタイミングが重要になってきます。
他プレイヤーの出すカードから手札を予測し、ペッパーカードを使うタイミングを見計らい押し付ける。しっかりとした計算と多少の運でピリッとした刺激的なトリックテイキングを味わえます。

ゲームの準備 
カード

・カードは6色あり、1の「ペッパーカード」と2〜18の数字カードがあります。
・次のプレイ人数に応じたカードを使用します。
 3人 4色 1〜9
 4人 4色 1〜12
 5人 5色 1〜12
 6人 6色 1〜12
 7人 6色 1〜14
 8人 6色 1〜16
 9人 6色 1〜18
・使用しないカードは箱にしまいます。

《ペッパーカード》

・数字は1なので、カードを引き取るリスクが最も低いカードです。
・しかし、ラウンド終了時に自分の前に置いてあると、マイナス点を獲得してしまいます。

スタートプレイヤー

・任意の方法で決めます。
・カードを配る係=ディーラーとなります。

ゲームのプレイ 
ゲームの流れ

・ゲームでは5ラウンドを行います。
・ラウンドではトリックと呼ばれるミニゲームを12回プレイします。
・全員が1枚ずつカードを出し、最も数字が大きかったプレイヤーがカードを引き取ります。
・引き取ったカードがマイナス点となり、最もマイナス点の低いプレイヤーが勝者となります。

ラウンドの開始

・ディーラーは使用するカード全てをシャッフルし、各プレイヤーに裏向きのまま12枚ずつ配ります。
・配られたカードは手札とし、他のプレイヤーから見えないようにして持ちます。
・この時「ペッパーカード」があれば、それらを全て表向きで自分の前に置きます。

ラウンドの流れ

・ディーラーの左隣のプレイヤーが最初に任意のカード1枚を表向きにして出します。
・続いて時計回りに各プレイヤーが1枚ずつカードを出していきます。
・カードを出す時は、手札のカードか自分の前のペッパーカードを出します。

《最初に出されたカードと同じ色がある場合》
・手札かペッパーカードに同じ色がある場合、必ずそれらのカードを出さなくてはいけません。
・両方にある場合は、好きな方のカードを出すことができます。

《最初に出されたカードと同じ色がない場合》
・手札かペッパーカードのどちらかの他の好きな色のカードを出すことができます。

《全員がカードを出した》
・全プレイヤーが1枚ずつカードを出したら、最初に出されたカードと同じ色で、最も数値の高いカードを出したプレイヤーが、今回出されたカード全てを引き取ります。
・その中にペッパーカードががあれば自分の前に置きます。このカードはもう一度使用することができます。
・残りのカードは裏向きにしてまとめて自分の前に置いて置きます。このカードは使用できません。
・カードを引き取ったプレイヤーが次の最初のカードを出し、ラウンドを開始します。

ラウンドの終了

・プレイヤーの誰かの手札がなくなった回で、ラウンドは終了します。
(ペッパーカードを使用することで手札の数に差が出ます)
・手札が残っているプレイヤーは、自分の前に裏向きで置いてある、引き取ったカードと手札を合わせます。
・引き取ったカードとペッパーカードによるマイナス点を計算します。
・最後にカードを引き取ったプレイヤーが新しいディラーとなり、次のラウンドを開始します。

《マイナス点の計算》

・ペッパーカードが自分の前にないプレイヤーはマイナス点はありません。
・ペッパーカードは1枚につきマイナス2点になります。
・さらに自分が引き取ったカードの中にある、ペッパーカードと同じ色のカードは、1枚につきマイナス1点になります。(数値は関係ありません)

ゲームの終了

・5回のラウンドをプレイすると、ゲームは終了します。
・最もマイナス点の合計が少ないプレイヤーが勝者となります。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:3-9人
  • プレイ時間:45分
  • 推奨年齢:10歳以上
  • 発売時期:1998年
  • 参考価格:2,200円
  • テーマ:トリックテイキング
  • メカニクス:トリックテイキング
  • ゲームデザイナー:ミヒャエル・キースリング/ヴォルフガング・クラマー