レース・フォー・ザ・ギャラクシー

Race for the Galaxy


2-4

プレイ人数

30+

プレイ時間

12+

推奨年齢

難易度

最強の銀河帝国を築け
世界で大人気のカードゲーム

プレイヤーは様々なカードを組み合わせて、惑星や技術を集めて自分の銀河帝国を建築していきます。
他のプレイヤーが選択したアクションを使うことができるのが特徴で、うまく相手のアクションに相乗りしていくことが重要です。アクションがほぼ同時進行で行われるので、慣れてくればプレイ時間もかなり短くなり、拡大再生産とカードコンボを存分に楽しむことができます。
日本語版が入手困難なのが残念ですが、世界中で長く遊ばれている傑作カードゲームです。

ゲームの準備 
アクション・カード

・裏面が赤/青/緑/黄の4色あり、各色に9枚のカードがあります。
・1人1色を選んで9枚1セットを受け取ります。

初期惑星

・右下に大きく左下に小さく、逆さまで赤と青の数字が書かれているものが初期惑星です。
・数字は0〜4まであり、全部で5枚です。第2版以降のものは、数字は-6〜4まであり、6枚増えて全部で11枚になっています。
・この中から各プレイヤーにランダムで1枚ずつ配ります。
・配られなかったカードは、通常のカードと混ぜて山札にします。
・各プレイヤーは自分の場に、そのカードを出します。

山札

・全てのカードをシャッフルし、山札とします。

初期手札

・山札から各プレイヤーに6枚ずつ配ります。
・配られた6枚から2枚を捨て、残り4枚を初期手札とします。
・右下と左上に小さく逆さまにベージュで1〜4数字が書かれているカードは、初めてのゲームの初期手札とするためのカードです。

勝利点チップ

・10VP/5VP/1VPの3種類があります。
・12VPx人数分だけ用意し、残りは箱に戻します。
・スタート時の各プレイヤーのVPは0です。

キューブ

・自分でキューブ等を40個ほど用意するのがおすすめです。
・青/茶/緑/黄の4色だとベストですが、1色でもよいです。
・ストックとしてまとめておきます。

カードの種類 
開発カード

・コストと同じ枚数のカードを手札から出して、プレイヤー共通の捨て札置場に裏向きに捨てます。
・捨てるカードは種類に関係なくどのカードでもよく、価値の高いカードでも低いカードでも1枚は1枚と数えます。

非軍事惑星

・場に出すときは、デベロップカードと同様に、手札からコストと同数のカードを捨てます。

軍事惑星

・自分の軍事力が防御力を上回っている場合、手札からコストを支払うことなく出せます。
・軍事惑星は征服してから移住する必要があるということです。

《軍事力》

・自分の場に出ているカードの「Ⅲ」のところに赤い○の中に赤い数字で +2 のように書いてあるのが軍事力です。
・全ての軍事力を合計したものが今の自分の軍事力です。

生産惑星

・円の内側の色が生産する製品の種類を指します。青が嗜好品、茶が希少元素、緑が遺伝子、黄がエイリアンの技術です。
・青/茶/緑/黄の順番で価値が高くなります。
・灰色の惑星は生産を行いません。

単発生産惑星

・円の外側が光っているカードは生産を行いません。
・単発生産惑星は場に出た時に生産を行います。ゲームの初期惑星として出したプレイヤーは、その時に製品を置きます。

ゲームのプレイ 
ゲームの目的

・勝利点(VP)を最も多く獲得すること。

ゲームの流れ

1)初期手札
・最初に6枚ずつ配られた中から2枚を捨てて、残りの4枚を初期手札とします。
・最初のゲームは、推奨の初期手札があります。
・スタートプレイヤーは決める必要はありません。

2)アクションの選択
・9枚ずつ持っているアクションカードから2枚選んで裏向きにして出し、一斉に表にします。
・1回のラウンドには、Ⅰ探査、Ⅱ発展、Ⅲ移住、Ⅳ消費、Ⅴ生産の5つのフェイズがあります。

3)ラウンドの開始
・「Ⅰ探査」から順にアクションを行なっていきます。
・アクションを行なっている期間をフェイズと呼びます。
・誰かが選んだフェイズは、全員がアクションを行います。
・そのアクションを選択した本人のみ、ボーナスがあります。
・誰も選ばなかったフェイズは飛ばします。
・処理は同時に行うことができます。

4)ラウンドの終わり
・「Ⅴ生産」のフェイズが終わったらラウンドが終了します。
・ここで手札が10枚を超えていたら10枚になるように捨て札にします。

5)終了判定 
 ① 誰かが12枚以上のカードを場に出している場合
 ② 最初に用意した分のチップが尽きた場合
・上記のどちらかが達成された場合、ゲームが終了します。6)に進みます。
・そうでない場合、2)に戻り、再度アクションを選択します。手札は自動的に補充されません。

6)勝利点の計算
・場に出されたカードのVPとVPチップの得点を合計します。
・勝利点の高い方が勝者です。同点の場合、捨て札を行なった後の手札の枚数と、場の製品の個数の合計が多い方が勝者です。それも同じ場合、双方が勝者です。

Ⅰ 探査フェイズ (Explore)

◯ 基本アクション
・山札からカードを引いて手札に加えることができます。
・各プレイヤーは山札から2枚引いて、その後1枚を捨て、1枚を手札に加えます。
◯ ボーナス
・探査アクションカードは、2種類あります。
・アクションを選んだプレイヤーは、以下のボーナスを得ます。
 ① +5ボーナス
 山札から引くカードが2+5枚になります。その中から手札に1枚を加えます。
 ② +1+1ボーナス
 山札から引くカードが2+1枚になります。その中から手札に1+1枚を加えます。

Ⅱ 発展フェイズ (Develop)

◯ 基本アクション
・手札からデベロップカード1枚を場に出すことができます。
・カードを1枚選んで伏せて出し、一斉に表にし、それを場に出します。コストとして、菱形の中の数字分だけ手札を捨てます。
・自分の場にあるのと同名のカードは出すことができません。
◯ ボーナス
・発展アクションを選んだプレイヤーは、コストが-1されます。0以下にはなりません。

Ⅲ 移住フェイズ (Settle)

◯ 基本アクション
・手札から惑星カード1枚を場に出すことができます。
・カードを1枚選んで伏せて出し、一斉に表にし、それを場に出します。
・出すための条件/コストは、惑星カードの種類によって異なります。
◯ ボーナス
・移住アクションを選んだプレイヤーは、アクションを行なった後、山札から1枚引き手札に加えます。

Ⅳ 消費フェイズ (Consume)

◯ 基本アクション
・自分の場にある製品を消費し、手札またはVPを獲得します。
・消費は強制で、全ての製品を消費します。処理する順番は自分で決めることができます。
◯ ボーナス
・消費アクションカードは、2種類あります。
・アクションを選んだプレイヤーは、以下のボーナスを得ます。
 ① $交易ボーナス
 ・消費アクションの前に、ボーナスとして交易を行うことができます。
 ・製品を1つ売って、その交易価格と同じ枚数のカードを山札から引いて手札に加えます。
 ・交易価格は青が2、茶が3、緑が4、黄が5です。
 ・その後、通常の消費アクションを行います。
 ② VPx2ボーナス
 ・このフェイズで獲得するVPが2倍になります。

Ⅴ 生産フェイズ (Produce)

◯ 基本アクション
・自分の場にある惑星で、製品が生産されます。惑星の上に製品を1個置きます。
・既に製品が置かれている惑星に、2個目の製品が置かれることはありません。
・生産は自動で行われ、選択する必要はありません。
・灰色の惑星は生産を行いません。
・軍事惑星でも生産を行います。
・単発生産惑星では生産を行いません。
・菱形のデベロップカードは惑星ではないので、製品を行いません。
◯ ボーナス
・アクションを選んだプレイヤーは、場に出ているウィンドフォール惑星1つを選び、生産を行うことができます。

その他 
公開情報

・各プレイヤーのVPチップの点数と手札の枚数は公開情報です。

プレイ順

・ほとんどの場合、同時にプレイできます。
・しかし、ゲームの終了が近くなると順番が重要になることもあるので、その場合は、初期惑星の数字が小さいプレイヤーが先に手番を行います。

山札

・山札がなくなったら、捨て札をシャッフルして山札とします。

VPチップが不足

・最後のラウンドでは、VPチップは必要に応じて箱から追加して獲得できます。

惑星カードの小さい円

・惑星カードの左上の大きい円には小さい円が付いています。これは色の識別が難しい人の手助けとなるものです。
・円が左上に付いているのは青の惑星、右上は茶色、左下は緑です。黄色の惑星には小さい円が付いていません。
・小さい円が右下に付いているのは反乱軍で、カード名も赤で太く書いてあります。デベロップ6のVPに関係します。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:2-4人(BEST:2人)
  • プレイ時間:30-60分
  • 推奨年齢:12歳以上
  • 発売時期:2007年
  • 参考価格:4,400円
  • テーマ:宇宙×開発
  • メカニクス:ハンドマネージメント/バリアブルフェーズオーダー/カード配置/アクション事前決定
  • ゲームデザイナー:トーマス・レーマン