お邪魔者

Saboteur


3-10

プレイ人数

30+

プレイ時間

8+

推奨年齢

難易度

金鉱掘りに紛れたお邪魔ものは誰だ
正体隠匿ゲームの決定版

プレイヤーはドワーフとなり、金塊を求めて洞窟を掘り進めます。しかし、その中にお邪魔者が紛れ込んでおり、金塊を見つけることを邪魔します。
お邪魔ものは金鉱掘りに正体がバレないように行動しますが、正体がバレた後もお邪魔を続けられるため、最後までハラハラを味わうことができます。会話が必須ではないため、人狼が苦手な人でもプレイでき、大人数でも盛り上がれる名作ゲームです。

ゲームの準備 
ゴールカードとスタートカード

・金塊が1枚、石ころが2枚あります。
・3枚のゴールカードを良く混ぜ、上下にカード1枚分のスペースをあけて、裏のまま縦に3枚並べます。
・カード7枚分のスペースを開けて、中央のゴールカードの横の位置にスタートカードを表向きに置きます。

役割カード

● お邪魔者カード
 ・プレイ人数に合わせ、次の枚数のお邪魔者カードを準備します。
 3~4名:お邪魔者1枚
 5~6名:お邪魔者2枚
 7~9名:お邪魔者3枚
 10名:お邪魔者4枚
● 金鉱掘りカード
 ・プレイ人数+1枚になるように金鉱堀りカードを準備します。

・お邪魔者と金鉱掘りカードをシャッフルし、裏のまま各プレイヤーに配ります。 残った1枚は裏のまま脇に避けておきます。
・プレイヤーは自分の役割を確認します。他のプレイヤーには役割は秘密です。

採掘カード

・通路用のカードと様々なアクションカードがあります。
・全てをシャッフルし、裏向きの山札とします。
・各プレイヤーに、次のプレイ人数に応じた枚数を配り、手札とします。
 3~5名:6枚
 6~7名:5枚
 8~10名:4枚

金塊カード

・ゲーム終了時に獲得するカードです。
・シャッフルし、裏きの山札とします。

スタートプレイヤー

・任意の方法でスタートプレイヤーを決めます。
・スタートプレイヤーから時計回りで手番を行います。

ゲームのプレイ 
ゲームの目的

・ゲームは3ラウンド行います。
・ゲーム終了時に最も多くの金塊を獲得しているプレイヤーが勝者となります。

ラウンドの目的

・各役割ごとに異なります。
《金鉱掘り》
 金塊を見つけること。
《お邪魔者》
 金塊を見つけるのを阻止すること。

ラウンドの終了

・ラウンドの終了条件は2つあります。
 ① 金鉱掘りが金塊を見つける。
 ② 金鉱堀が金塊を見つける前に、山札と手札がなくなる。

ラウンドの流れ

・スタートプレイヤーから順番に手番を行います。
・手番では次のアクションの中から1つを行います。
 ① 通路を延ばす
 ② アクションカードを使う
 ③ 手札を1枚捨てる
・その後、山札から1枚引き手札に加えます。
・金鉱掘りが金塊を見つけるか、山札と手札がなくなるまで、順番に手番を繰り返します。

① 通路を延ばす

・スタートカードから通路が繋がるように、通路カードを置きます。
・カードは長辺同士もしくは短辺同士が接するように置きます。斜めの位置には置けません。
・ゲーム中に通路が分断された場合、分断された先にはカードは置けません。

《ゴールカードに通路がつながった場合》
・ゴールカードを表にし、通路に矛盾がないようにゴールカードを回転させます。
・ゴールカードが金塊だと、金鉱掘りが勝利しゲームは終了します。
・ゴールカードが石ころだと、ゲームはそのまま続行されます。

② アクションカードを使う

・アクションカードには4種類あります。

《落石》
・任意の通路カードを一枚取り除くことができます。

《道具破壊》
・プレイヤー1人の道具を破壊します。カードは、プレイヤー1人の前に置きます。
・全ての道具破壊カードがなくなるまで、「通路を延ばす」アクションを封じます。
・同じ種類の破壊カードを1人のプレイヤーの前に複数置くことはできません。
・「アクションカードを使う」か「カードを捨てる」はできます。

《道具修理》
・プレイヤー1人の道具を修理します。ただし、修理できる道具の種類が決まっています。
・修理できる種類が2種類あるカードもありますが、修理できるのはどちらか1つのみです。
・自分以外のプレイヤーにも使用できます。
・プレイヤーの前に置いてある道具破壊カード1枚を取り除き、「通路を延ばす」アクションができるようにします。

《宝の地図》
・ゴールカードの内容を1枚だけ確認できます。
・他のプレイヤーにカードを見せることはできませんが、口頭で伝えることはできます。

③ 手札を1枚捨てる

・手札から不要なカード1枚を捨てることができます。
・カードは裏向きで捨てます。

ラウンドの終了

・ラウンドの終了条件は2つあります。
・金塊が見つかると、金鉱堀りの勝利となります。
・山札と手札がなくなると、お邪魔物の勝利となります。
・全プレイヤーが役割を公開し、勝者は金塊を分け合います。

勝者と金塊 
ラウンドの勝者と金塊

《金鉱堀りの勝利》
・金塊カードの山から、お邪魔者を合わせたプレイ人数と同数のカードを引きます。
・最後に通路カードを置いたプレイヤーから反時計回りに、表を見て1枚選び獲得します。
・獲得したカードは裏向きで自分の手元に置いておきます。
・残ったカードは右隣の金鉱掘りプレイヤーに渡します。
・これをカードがなくなるまで続けます。

《お邪魔者の勝利》
・お邪魔者の人数に応じた金塊の個数になるように、金塊カードを獲得します。
 1人:金塊4個分
 2~3人:金塊3個分
 4人:金塊2個分
・獲得が終わったら、金塊カードはシャッフルして裏向きの山にします。

ゲームの終了と勝者

・3ラウンド行い、最も多くの金塊を集めたプレイヤーが勝者となります。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:3-10人(BEST:7-8人)
  • プレイ時間:30分
  • 推奨年齢:8歳以上
  • 発売時期:2004年
  • 参考価格:1,500円
  • 受賞歴:日本ボードゲーム大賞
  • テーマ:カード
  • メカニクス:招待隠匿/チーム戦/ハンドマネージメント/直接攻撃
  • ゲームデザイナー:フレデリック・モイヤーセン