お邪魔者2

Saboteur2


2-12

プレイ人数

30+

プレイ時間

8+

推奨年齢

難易度

お邪魔者の拡張セット
新たなカードが追加

基本ルールは[お邪魔者]と一緒ですが、今回は金鉱掘りが2チームに分かれ敵対しています。どちらのチームが勝っても勝ちになる「横着者」や全く別の目的を持つ「地質学者」などの新たな役割も加わり、新たな通路カードとアクションカードでさらなる熱い展開を楽しむことができます。

新たな役割カード 
緑と青の金鉱掘り

・金塊に向かって坑道を進みますが、ライバルよりも早く確実に金塊にたどり着かなくてはいけません。
・金塊を見つけた場合、見つけた色の金鉱掘りチームが勝利します。

ボス

・緑と青の金鉱掘りのどちらにも属しているため、どちらが勝っても勝者となります。
・獲得できる金チップは1つ少なくなります。

横着者

・金鉱掘りとお邪魔者のどちらが勝っても勝者になります。
・獲得できる金チップは2つ少なくなります。

地質学者

・黄金には興味がなく、金塊への到着には関係ありません。
・今回使用された坑道にあるクリスタルの数だけ金チップを受け取ります。

新たなアクションカード 
泥棒

・使用すると自分の手元に表にして置いておきます。
・ラウンド終了時の金チップ分配後、任意の1人から1金分盗むことができます。

手を離せ

・任意のプレイヤーの手元に置いてある泥棒カード1枚を取り除いて捨て札にします。

手札交換

・任意のプレイヤーの手札と自分の手札全てを交換します。
・その手番のカードの補充は、交換した相手が行います。

調査

・任意のプレイヤーの役割カードをこっそり確認します。

役割の変更

・自分を含む誰か1人を選択します。
・そのプレイヤーの役割は、未使用の役割カードの山から1枚引いた役割に変更されます。

・任意のプレイヤーの手元に表向きにして置きます。
・そのプレイヤーは通路カードを出すことができません。
・ラウンド終了時に罠にかかっているプレイヤーは、金チップを受け取れません。

ついに解放

・任意のプレイヤーの手元にある罠カードを取り除いて捨て札にします。

新たな通路カード 
はしご付き通路

・配置するとスタートカードのように扱うことができます。
・スタートカードまでの通路が破壊された場合でも、このはしごから通路をつなげていくことができます。

扉付きの通路

・自分の色じゃない扉は通ることができず、金塊が見つかっても獲得できません。
・ライバル色の扉があっても、通路を伸ばすことは可能です。

ゲームの準備 
基本セットと入れ替え

・基本セットの役割カードと金塊カードは使用しません。箱に戻します。

ゴールカードとスタートカード

・金塊が1枚、石ころが2枚あります。
・3枚のゴールカードを良く混ぜ、上下にカード1枚分のスペースをあけて、裏のまま縦に3枚並べます。
・カード7枚分のスペースを開けて、中央のゴールカードの横の位置にスタートカードを表向きに置きます。

坑道カード

・基本セットと拡張セットの全ての通路カードとアクションカードを使用します。
・全てシャッフルし、裏向きの山札とします。
・各ラウンド開始時に、山札の上から10枚のカードを内容を見ずに取り、捨て札に置きます。

手札

・各プレイヤーにプレイ人数にかかわらず、6枚ずつ配ります。

役割カード

・15枚全てをシャッフルし、裏向きのまま1枚ずつ配ります。
・自分の役割を確認して手元に伏せておきます。
・残った役割カードは裏向きのまま脇に置いておきます。

スタートプレイヤー

・1番若い人がスタートプレイヤーです。

ゲームのプレイ 
ゲームの流れ

・ゲームは3ラウンド行います。
・各ラウンド毎に役割を変更し、獲得した金チップの数を競います。

ラウンドの流れ

・各プレイヤーが時計回りで順番に手番を行います。
・手番では次の4つのアクションのうち1つを行います。
 ① 通路カードを出す
 ② アクションカードを使用する
 ③ お邪魔カードを取り除く
 ④ 手札を交換する
・金塊のゴールカードまでつながるか、山札と手札が尽きるとラウンドが終了します。

① 通路カードを出す

・基本ルールと同様です。
・その後、山札からカードを1枚補充します。

② アクションカードを使用する

・基本ルールと同様です。
・同じアクションカード2枚を1人のプレイヤーの前に置くことはできません。
・その後、山札からカードを1枚補充します。

③ お邪魔カードを取り除く

・手札から任意のカード2枚を捨て札にすることで、自分の前にあるアクションカード1枚を取り除くことができます。
・その後、山札からカードを1枚補充します。つまり手札が1枚減ることになります。

④ 手札を交換する

・カードを出すことができないか出したくない場合、手札から1〜3枚のカードを裏向きのまま捨て札にします。
・その後、捨てた枚数と同じ枚数を山札から補充します。

《山札が尽きた場合》

・カードの補充はできませんが、そのままゲームは継続します。

《手札が尽きた場合》

・それ以降の手番はスキップされます。

ゲームの終了と金チップ 
ラウンドの終了

・金塊のゴールカードまでつながるか、山札と手札が尽きるとラウンドが終了します。
・各プレイヤーの役割を公開して、金チップの獲得を行います。

金チップの獲得

・勝者の数を数えその人数に応じた金チップを獲得します。
・いずれの場合も、罠にかかっている場合は獲得できません。
 
 《地質学者がいる場合》
・坑道にあるクリスタルの数を数え、その数だけ金チップを獲得します。
・複数人いる場合は、端数切り捨てで分配します。

《金塊が見つかっていない場合》
・お邪魔者の勝利です。

《金塊が見つかった場合》
・金鉱掘りの勝利です。
・色付きの扉が通路を塞いでいる場合、その色の金鉱掘りのみが勝者となります。

《ボスがいる場合》
・金鉱掘りが勝利すると勝利します。
・獲得する金チップは1つ少なくなります。

《横着者がいる場合》
・どちらの場合も勝利します。
・獲得する金チップは2つ少なくなります。

《勝者の数に応じた金チップ》
・勝者は、勝者の数の応じて次の金チップを1人ずつ獲得します。
 勝者1人:5金
 勝者2人:4金
 勝者3人:3金
 勝者4人:2金
 勝者5人以上:1金
・ボスと横着者はこの数から1つまたは2つ減らします。

《泥棒カードの効果》
・泥棒カードが自分の前にあるプレイヤーは、任意の1人を選び、1金分盗むことができます。
・複数の泥棒カードがある場合、最後に泥棒カードを使ったプレイヤーから時計回りで処理を行います。

次のラウンドの準備

・スタートカードとゴールカードを再度配置します。
・前のラウンドで取り除いた坑道カード10枚合わせ、全ての坑道カードをシャッフルし、新たな山札を作ります。
・山札から10枚カードを取り除き、捨て札置き場に置きます。
・各プレイヤーに6枚ずつカードを配り、手札とします。
・役割カード15枚をシャッフルし、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
・前のラウンドで最後にカード出したプレイヤーの左隣のプレイヤーから、新しいラウンドを開始します。

ゲームの終了

・3ラウンド行うとゲームは終了します。

ゲームの勝者

・最も多くの金チップを獲得したプレイヤーが勝者となります。
・同数の場合は引き分けとなります。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:3-10人(BEST:7-8人)
  • プレイ時間:30分
  • 推奨年齢:8歳以上
  • 発売時期:2004年
  • 参考価格:1,500円
  • 受賞歴:日本ボードゲーム大賞
  • テーマ:カード
  • メカニクス:招待隠匿/チーム戦/ハンドマネージメント/直接攻撃
  • ゲームデザイナー:フレデリック・モイヤーセン