サイズ -大鎌戦役-

SCYTHE


1-5

プレイ人数

90+

プレイ時間

14+

推奨年齢

難易度

その鎌が刈るのは稲か命か
大人気戦略ボードゲーム

第1次世界大戦後の東ヨーロッパを舞台に、プレイヤーは自身の国の拡大を目指します。国力を上げる方法は様々あり、軍事力を上げたり国民の支持を得たり生産力を上げたり、多彩な戦略をとることができます。
重量級と呼ばれるゲームですが、プレイヤーが手番に取れるアクションは基本的に3,4種類なので意外とシンプルです。美しいアートワークと世界観が魅力のクラウドファウンディングで2億円を集めた、伝説のボードゲームです。

ゲームボードの準備 
戦闘カード(黄)

・全てシャッフルし、ボード右上に置いて山札とします。
・その下は捨て札置き場です。
・カードの内訳は、その左に書いてあります。

ファクトリーカード(紫)

・「プレイヤー人数+1枚」をランダムに選び、ボード右中央に置きます。
・残ったカードは使用しません。

目的カード(白)

・全てシャッフルし、ボード下中央に置きます。

遭遇カード(緑)

・全てシャッフルし、ボード下左に置きます。

施設ボーナスタイル

・ランダムに1枚を選び、ボード左下に表向きにして置きます。
・残ったタイルは使用しません。

遭遇トークン(緑)

・ボード上の同じマークの上に置きます。(11個)

資源トークン

・全てをまとめてサプライとします。
・茶色は木材、灰色は金属、青色は原油、黄色が食料です。
・複数資源を表すマーカーも併せて置きます。

コイン

・全てをまとめてサプライとします。

ゲームボードについて 
ヘックス

・ボード上の六角形のマスをヘックスと言います。
・ヘックスには7種類あり、算出する資源や効果が異なります。
 主要地形:農地(食糧)、森林(木材)、山地(金属)、ツンドラ(オイル)、村(労働者)
 特殊地形:湖、ファクトリー

資源

・資源トークンはプレイヤーの手元には移動させず、生産したヘックス上に置かれます。
・資源を消費する場合、自分が支配しているヘックス上から使用します。複数の場所や離れた場所から使用することもできます。

本拠地

・各陣営のゲーム開始時点であり、戦闘で敗北した際に撤退する場所です。
・本拠地には、ユニットの進入、施設の建築、メックの配置はできません。

支配

・ヘックス上に自分のコマがあると、そのヘックスを支配しています。
・自分の施設があるヘックスも、敵のユニットがいないなら支配しています。
・複数の陣営が1つのヘックスを支配することはありません。

河と湖

・基本的には河を渡ることはできません。メックの能力などで渡河能力を得る必要があります。
・湖は河ではないので、渡河能力では進入することはできません。
・湖への進入能力を持っている場合のみ進入できます。

トンネル

・トンネルとトンネルは隣接しているものとします。
・トンネルからどこか別のトンネルまでは1移動力で移動できます。

ファクトリー

・移動アクションの後、キャラクターがファクトリーのヘックスにいる場合、ファクトリーカードを獲得できます。戦闘があれば戦闘を先に行います。
・獲得できるファクトリーカードは1プレイヤーにつき1枚です。獲得したファクトリーカードは、プレイヤーマットの右側に置き、以降アクションエリアとして使用します。
・ゲーム終了時にファクトリーを支配していると、領地3つ分としてカウントします。

勝利トラック

・ボード左上にあり、獲得した星を置いていく場所です。
・いずれかのプレイヤーが、ここに6つの星を置くとゲームが終了します。

支持トラック

・ボード右中央にあり、各プレイヤーの支持を表します。
・支持が高いほど、ゲーム終了時の得点が高くなります。

戦力トラック

・ボード右下にあり、各プレイヤーの戦力を表します。
・戦闘の際に使用し、多いほど有利になります。

プレイヤーの準備 
勢力を決める

・担当する勢力を任意の方法で決めます。
・各勢力の本拠地に近い位置に座ります。

キャラクターコマ、労働者コマ

・キャラクターコマを自分の本拠地に配置します。
・労働者コマ2つを本拠地と陸繋がりの隣接するヘックスに配置します。

所属国マット

・国章の横に星トークンを6個置きます。
・メックを右の4つの円に置きます。円の中に書かれているのは、メックを開発した際に使えるようになる4種類の能力です。
・マットの右上に書かれているのは勢力の固有能力です。勢力ごとに異なる能力を持っていいます。

プレイヤーマット(産業マット)

・ランダムで1枚選びます。それぞれ能力が微妙に異なっています。
・労働者コマ(人の形)の残り6個を生産アクションの上段の凹みに入れます。
・技術キューブ(立方体)6個を、マット上部の6箇所の緑の凹みに入れます。マット下の赤の凹みには入れません。
・施設トークン(記念碑、風車、鉱山、造兵廟)をマットの同じ形の凹みに入れます。
・新兵トークン(円柱)4個を、下段の凹みに入れます。
・アクショントークン(ポーン)を、マット隣に置きます。

初期能力

・2つのマット右の数字を参照します。
・所属国マットには初期戦力と戦闘カード、プレイヤーマットには目的カードと初期支持と初期コインが描かれています。

□初期戦力
・鷲のマークの数字は、初期戦力です。
・ボード右下の戦力トラックに戦力マーカー(鷲)を置きます。
□戦闘カード
・黄色い四角マークの数字は、初期戦闘カードの枚数です。その分だけ山札から引きます。
・ゲーム中、戦闘カードの枚数は公開情報です。
□目的カード
・左の数字は初期目的カードです。数字分だけ山札から引いて、手札とします。
□初期支持
・中央の数字は初期支持です。支持トラックの該当の数字にマーカーを置きます。
□初期コイン
・右の数字は初期コインです。サプライから受け取ります。

目的カード

・各プレイヤーは2枚ずつ受け取ります。
・そこに書かれている条件を達成した場合、カードを公開して星トークンを1つ獲得できます。
・基本的に目的カードの達成で獲得できる星トークンは1つのみです。

スタートプレイヤー

・プレイヤーマット右中央の四角の中の、右上の数字を比べます。
・その数字が一番少ないプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
・手番はそこから時計回りで順番に行います。

プレイヤー補足 
プレイヤーマットについて

・縦に分かれた4つのエリアがあります。手番では、このいずれかを選んで実行します。
・実行したエリアにはアクショントークンを置き、次の手番ではそのアクションが使えないことを表します。
・マット上のコマを配置し移動させることで、様々な能力が使えるようになったり、強力になったりします。

所属国の特殊能力

・各陣営のキャラクターは、特殊な能力を持っています。

● ラスヴィエト連邦:容赦なし
・直前に実行したものと同じアクションエリアを選択できます。
● クリミア・ハン国:弾圧政治
・1手番に1回まで、戦闘カード1枚を任意の資源1個として使用できます。
● 北方王国:水泳の卓人
・労働者は河を超えて移動できます。
● ポーラニア共和国:寄り道
・遭遇イベントの際、選択肢を1つではなく2つまで選べます。
● ザクセン帝国:威圧
・目的カードの達成と戦闘での勝利で獲得できる星の数に上限がありません。

ユニットについて

・キャラクター、メック、労働者の3つをユニットと言います。
●キャラクター
・戦闘を行うことができます。
・遭遇を行うことができます。
・ファクトリーカードを獲得できます。
●メック
・開発することで使用可能になります。
・戦闘を行うことができます。
・労働者を輸送することができます。
●労働者
・生産で増員することができます。
・生産を行うことができます。
・メックを開発することができます。
・施設を建設することができます。

●ユニットの移動
・移動1回で隣のヘックスに移動することができます。
・基本的に、河を渡ったり湖は入れません。
・移動の際、資源をいくつでも運ぶことができます。

●メックの能力
・様々な能力がありますが、多くの勢力が使用できる能力があります。
《渡河能力》
・記載されている2種類のアイコンのヘックス先に河を渡ることができます。
《高速移動》
・通常は1マスしか移動できませんが、追加で1マスの2マス移動することができます。
・メックの場合、移動の途中でワーカーや資源を積み下ろしできます。
・ワーカーには適用されません。

星章の取得条件

・いずれかのプレイヤーが6個の星章を獲得すると、ゲームは即座に終了し、得点の計算に進みます。
・星を獲得する方法は10個あります。
 1. 改善を全て行う(6回)
 2. メックを4体建設する
 3. 建造物を4つ建設する
 4. 補充兵を4つとも徴兵する
 5. ワーカーを8体配置する
 6. 目的カードを1枚達成する
 7,8. 戦闘に勝利する(最大2回まで獲得可能)
 9. 民心18に到達する
 10. 戦力16に到達する
・一度配置した星は取り除かれないため、支持が18に達したのち18以下になっても星は失いません。

ゲームのプレイ 
ゲームの目的

・ゲーム終了時に、最も多くのコインを所持しているプレイヤーの勝利となります。
・コインは「ゲーム中に獲得するコイン」と「ゲーム終了後に獲得するコイン」があります。
・ゲーム終了後、「星章数」「支配ヘックスの数」「支配資源の数」に応じてコインを得ます。

ゲームの終了

・いずれかのプレイヤーが6個の星を獲得すると、ゲームは即座に終了します。
・手番が途中であっても、他のプレイヤーの手番があっても終了となります。

ゲームの流れ

・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。
・手番は次の流れで実行します。
 ① アクションエリアの選択
 ② 上段アクションの実行
 ③ 下段アクションの実行
・プレイヤーマットごとに、並び順と上段下段の組み合わせが違いますが、アクションの内容は同じです。
・上段、下段アクション共に、そのアクションを実行しないことも選択できます。どのアクションも実行しない場合でもアクションのエリアは選択します。
・目的カードを達成した場合は、手番中いつでも宣言できます。
・手番プレイヤーの下段アクションが終わったら、左隣のプレイヤーの手番になります。ゲームに慣れたら、下段アクションを開始する時点で、次のプレイヤーの手番を開始しても構いません。

① アクションエリアの選択

・枠で囲まれた4つのエリアのうち1つを選び、アクショントークンを置きます。
・既にアクショントークンが置かれているエリアは選択できないため、2手番目以降は3つのエリアから選ぶことになります。
・ファクトリーカードを獲得している場合、ファクトリーカードも5番目の枠として使用できるため、4つのエリアから選ぶことになります。

② 上段アクションの実行

・[/]はどちらか一方を選択するという意味です。
・背景が緑のものは獲得、赤のものは支払いです。
・次の4種類のアクションがあります。
 A)移動アクション
 B)増強アクション
 C)交易アクション
 D)生産アクション

③ 下段アクションの実行

・上段のアクションを解決し、戦闘や遭遇の処理が終わった後、実行します。
・下段アクションは何度も行うことでメインとなる効果を使い終わることがありますが、コインやボーナスを獲得するために選択することができます。
・隣のプレイヤーが下段アクションを行うことでボーナスを獲得できる場合があるため、下段アクションを実行する場合は、実行を宣言します。
・次の4種類のアクションがあります。
 E)改良アクション
 F)展開アクション
 G)建設アクション
 H)徴兵アクション

目的カードの達成

・ゲーム開始時に2枚の目的カードを受け取ります。
・目的カードの条件を達成した場合、手番であればいつでも達成を宣言できます。
・達成したら星章1つを勝利トラックに配置し、残りの目的カードを目的カードの山札に戻します。
・ザクセン帝国のみの場合は、さらに解決することができるため、山札には戻しません。

同盟と買収

・プレイヤー間で非公式な取り決めをすることができます。
・この時、コインのみ支払うことができます。資源は支払うことはできません。
・もしその約束を破っても、それに関するペナルティは特にありません。

上段アクションについて 
A)移動アクション

・「移動」か「コイン獲得」のどちらかを実行できます。

「移動」
・2つまでのユニットを1マスずつ移動させることができます。1つのユニットを2マス移動させることはできません。
・「改良」アクションでアクションを強化していると、3つまでのユニットを移動させることができるようになります。
・移動の際、資源はいくつでも運ぶことができます。
・メックが労働者を運ぶ場合、労働者は移動を行なっていないため、メックの移動後に労働者を1マス移動することもできます。逆に労働者を移動させてから、メックと共に移動することもできます。
・移動後のヘックスに他のユニットがいる場合や遭遇トークンがある場合、《移動後の処理》が発生します。

「コイン獲得」
・$1を獲得します。
・「改良」アクションでアクションを強化していると、$2を獲得できるようになります。

《移動後の処理》

● 他プレイヤーのコマがある場合
・[施設だけ]がある場合、何も置きません。
・[労働者だけ]がいる場合、移動を終了し、相手の労働者は本拠地に撤退します。撤退させた数だけ、自分の支持が下がります。撤退したプレイヤーは下がりません。
・[キャラクターかメック]がいる場合、移動を終了し、《戦闘》が発生します。
・他プレイヤーが支配している領地に、労働者だけでは刺入することはできません。しかし、施設のみがある場合に限り、侵入できます。

● 遭遇トークンがある場合
・遭遇トークンがあるヘックスにキャラクターが移動すると、移動を終了し、《遭遇》が発生します。
・キャラクター以外のユニットでは何も起こりません。
・戦闘が発生する場合は、先に《戦闘》の処理を行い、その後キャラクターが残っていれば《遭遇》を処理します。

《遭遇》

・ボード上から遭遇トークンを取り除き、箱に戻します。
・遭遇カードの山から1枚引き、3つの選択肢から1つを選びます。
・獲得した資源などは、そのヘックスに置きます。

《戦闘》

・全てのユニットの移動が終わった時に、敵のユニットがいるヘックスに自分のユニットがいる場合、戦闘が発生します。
・処理のタイミングは、下段アクションの実行前です。
・複数のヘックスで戦闘が発生する場合は、手番プレイヤーがどの順番で処理するかを選びます。

● 戦闘の流れ
・戦闘を仕掛けたプレイヤーが攻撃側、もう一方が防御側となります。
・双方のプレイヤーは、秘密裏に戦力ダイヤルで使用する戦闘力を決めます。(最大値7)
・さらに、戦闘に参加するキャラクターとメックの数の合計を上限に、戦力カードを追加できます。数値は非公開ですが、枚数は公開し、戦力ダイヤルに挟みます。
・戦闘時の能力を持っている場合、攻撃側→守備側の順番で使用します。

● 戦闘の結果
・双方の戦力ダイヤルを一斉に表にして、戦力ダイヤルの数字と戦闘カードの数字の合計が大き方の勝利です。
・同点の場合は、攻撃側の勝利です。
・双方が今回の戦闘で使用した分の戦力を戦闘ボード上で下げ、使用した戦闘カードは捨て札にします。

(負けた陣営)
・負けた陣営は、資源だけをそのヘックスに残し、全てのユニットを本拠地に撤退させます。
・投入した戦力が1以上の場合、戦闘カードを1枚引くことができます。

(勝った陣営)
・勝った陣営は、ユニットをそのヘックスに残します。
・まだ獲得していなければ、星章トークンを勝利トラックに獲得します。
・撤退させたワーカーの数だけ、攻撃側の民心を下げます。防御側が勝った場合は、正当防衛として民心は下がりません。

B)増強アクション

・$1を支払い、「戦力増強」か「戦闘カードの獲得」のどちらかを実行できます。

「戦力増強」
・戦力を2点獲得します。戦力トラックのマーカーを2マス上昇させます。
・「改良」アクションでアクションを強化していると、戦力3点を獲得できるようになります。

「戦闘カードの獲得」
・戦闘カードの山札から1枚引いて獲得できます。
・戦闘カードの山札が尽きた場合、捨て札をシャッフルして新しい山札を作ります。
・「改良」アクションでアクションを強化していると、戦力カード2枚を獲得できるようになります。

C)交易アクション

・$1を支払い、「資源購入」か「支持獲得」のどちらかを実行できます。

「資源購入」
・4種類の資源の中から2つを獲得できます。同じ資源を2つでも構いません。
・獲得した資源は、自分の労働者がいるヘックスに置きます。労働者が全て本拠地にいる場合、「資源購入」は実行できません。

「支持獲得」
・支持を1点獲得します。支持トラックのマーカーを1マス上昇させます。
・「改良」アクションでアクションを強化していると、支持2点を獲得できるようになります。

D)生産アクション

・コストを支払い、自分の労働者に生産を行わせて資源や労働者を獲得できます。
・コストは最初は必要ありません。生産で労働者をボードから配置することによって、その下に描かれているコストが発生するようになります。
・配置する労働者は、一番左側のものから順番に配置していきます。

《資源の獲得》
・生産された資源は、労働者がいるヘックスに置きます。
・1つのヘックスに置くことができる資源に上限はありません。

下段アクションについて 
E)改良アクション

・指定された数のオイルをコストとして支払い、上段アクションと下段アクションの改良を行うことができます。
・上段アクションの利益枠(緑の四角)の上に置かれたキューブ1つを取り、下段アクションのコスト枠(赤の四角)の上に配置します。そうすることで、獲得できるものが増え、支払うものが減ることになります。
・既にキューブがある枠や破線ではない枠にはキューブは置けません。

F)展開アクション

・指定された数の金属をコストとして支払い、メック1体を配置することができます。
・所属国マットにあるメックを1つ選び、自分の労働者がいるヘックスに配置します。
・メックが置かれていた円の中に記されてる能力が使えるようになります。能力が適用されるのはキャラクターとメックです。

G)建設アクション

・指定された数の木材をコストとして支払い、施設1つを建設することができます。
・プレイヤーマット上のいずれかの施設トークンを1つ選び、自分の労働者がいるヘックスに配置します。
・1つのヘックスに建設できる施設は、全プレイヤーを通して1つだけです。誰かの施設があるヘックスには、誰も施設を建設することができなくなります。
・ファクトリーにも建設できます。本拠地と湖には建設できません。

《施設について》
・施設は移動も除去もできません。
・施設があるヘックスは自分のユニットがいなくても支配していることになります。敵のユニットがいる場合は、支配していません。
・施設は自分のみが利用でき、支配は必要ありません。風車で生産を行う場合だけは支配が必要です。

《施設継続ボーナス》
・施設を建設することで、プレイヤーマット上の施設の下にある利益シンボルが現れます。
・その上段アクションを実行することで、追加でその資源を獲得できるようになります。
● 記念碑
・増強アクションをした場合、追加で支持1点を獲得します。
● 風車
・生産アクションをした場合、風車トークンがあるヘックスで追加生産を行うことができます。
・ヘックスが追加されるので、労働者が配置されていればその分も合わせて生産します。
・この効果を使用するためには、風車のあるヘックスを支配している必要があります。
● 鉱山
・上段アクションでのボーナスはありません。
・自分だけが使えるトンネルとして機能します。
● 造兵廠(ぞうへいしょう)
・交易アクションをした場合、追加で戦力1点を獲得します。

《施設ボーナスタイル》
・ゲーム開始時に1枚ランダムで選ばれます。
・得点計算時に、条件を満たしている数に応じてボーナス得点を獲得できます。

H)徴兵アクション

・指定された数の食糧をコストとして支払い、新兵トークン1つを配置することができます。
・プレイヤーマットのいずれかの新兵トークンを1つ選び、所属国マットの「新兵獲得時ボーナス」の空いている円の上に置き、円に描かれているボーナスを獲得します。
・各ボーナスは1度しか獲得できません。

《新兵ボーナス》
・新兵を配置することで、プレイヤーマットの新兵トークンの下にある利益シンボルが現れます。
・以降ゲームが終わるまで何度でも、自分と両隣のプレイヤーがその下段アクションを実行した場合、その資源を獲得できます。
・上段アクションやファクトリーカードのアクションでは獲得できません。
・複数のプレイヤーがこのボーナスを獲得する場合、手番プレイヤーが最初に獲得し、次に左隣のプレイヤー、最後に右隣のプレイヤーの順番で獲得します。途中で誰かが星を6つ集めると、処理の途中でもゲームは終了します。
・2人ゲームの場合は、左隣と右隣の2度ではなく1度だけボーナスを獲得します。

ゲームの終了と勝者 
ゲームの終了

・いずれかのプレイヤーが6個の星を獲得すると、ゲームは即座に終了します。
・手番が途中であっても、他のプレイヤーの手番があっても終了となります。
・得点計算を行い勝者を決めます。

星章の取得条件

・星章を獲得する方法は10個あります。
 1. 改善を全て行う(6回)
 2. メックを4体建設する
 3. 建造物を4つ建設する
 4. 補充兵を4つとも徴兵する
 5. ワーカーを8体配置する
 6. 目的カードを1枚達成する
 7,8. 戦闘に勝利する(最大2回まで獲得可能)
 9. 民心18に到達する
 10. 戦力16に到達する

得点計算

・「ゲーム中に獲得したコイン」と「ゲーム終了時に獲得するコイン」の合計が最終得点となります。
・「ゲーム終了時に獲得するコイン」は、3つのカテゴリーに分かれており、支持の値によって増減します。詳細は、ゲームボード上の支持トラックに描かれています。

● ゲーム中に獲得したコイン
・ゲーム終了時に所持していたコインの枚数を数えます。
● 配置した星章トークン
・星章トークン1つにつき、支持トラックが示す数のコインを獲得します。
● 支配しているヘックス
・支配ているヘックス1つにつき、支持トラックが示す数のコインを獲得します。
・支配しているヘックスとは、自分のユニットがいるヘックス、的のユニットがいない施設があるヘックスです。
・ファクトリーを支配している場合、3つ分としてカウントします。
● 支配している資源
・自分の支配しているヘックスにある資源2つにつき、支持トラックが示す数のコインを獲得します。端数は無視します。
● 施設ボーナスタイル
・施設ボーナスタイルで示されるコインを獲得します。
・施設を支配している必要はありません。

ゲームの勝者

・最も多くのコインを所持しているプレイヤーが勝者となります。
・同点の場合、次の優先順で数を比べて決めます。
 1. ボード上の労働者、メック、施設の数の合計
 2. 戦力の数値
 3. 支持の数値
 4. 支配している資源の総数
 5. 支配しているヘックスの数
 6. 星章トークンの数

リンク

基本情報

  • プレイ人数:1-5人(BEST:4人)
  • プレイ時間:90-115分
  • 推奨年齢:14歳以上
  • 発売時期:2016年
  • 参考価格:9,700円
  • 受賞歴:ゴールデンギーク賞2016年
  • テーマ:戦争×領地拡大
  • メカニクス:エリアマジョリティ直接攻撃/プレイヤー別固有能力
  • ゲームデザイナー:ジェイミー・ステグマイアー