トランスアメリカ&ジャパン

TransAmerica & Japan


2-6

プレイ人数

30+

プレイ時間

8+

推奨年齢

難易度

手軽な鉄道ゲーム
でもしっかり面白い!

プレイヤーはアメリカ大陸に線路を敷き、各プレイヤーで異なる5つの都市全てを線路でつなぐことを目指します。線路は誰かの所有物ではないというのが特徴で、いかに他プレイヤーが敷いた線路を利用できるかがポイントになります。
目的の5つの都市は一定の距離が離れた場所に設定されるので、「あと1手番で上がれた」「あと1本あれば」という接戦を楽しめます。ルールが非常にシンプルな上に、日本マップも用意されているので、ボードゲーム初心者にも是非おすすめしたい鉄道ボードゲームです。

ゲームの準備 
ゲームボード

・アメリカマップと日本マップがあります。
・遊ぶ面を上にして広げます。

スタートコマと汽車コマ

・各プレイヤーは1色選び、スタートコマと汽車コマを受け取ります。
・汽車コマは、得点トラックのスタートの位置におきます。
・使用しないコマは箱に戻します。

都市カード

・2〜3人プレイの場合、白と黒の点線の枠があるカード10枚を除外します。
・4〜6人プレイの場合、35枚全てのカードを使用します。
・全てのカードを色別に分けてシャッフルし、各色の山札とします。

線路

・全員の手が届く場所にまとめて置いておきます。

選択ルール

・追加カードを使用する選択ルールがあります。
・使用する場合、追加カード13枚をシャッフルしボードの近くに置きます。
・各プレイヤーは自分の色の専用線路を受け取ります。

スタートプレイヤー

・一番最近、電車に乗った人がスタートプレイヤーになります。
・スタートプレイヤーは、スタートプレイヤーカードを受け取り、手元に置いておきます。

ゲームのプレイ 
ゲームの流れ

・ゲームはいくつかのラウンドを繰り返し行います。
・ラウンドでは5つの都市を線路でつなぐことを目指し、勝利点を獲得します。
・いずれかのプレイヤーの勝利点が12点を超えたらゲームは終了します。

ラウンドの準備

・各プレイヤーは、各色の都市カードの山から1枚ずつ、計5枚引き手札とします。手札は非公開です。
・この都市の全てを線路でつなぐことが、このラウンドの目的です。
・スタートプレイヤーから時計回りに任意の場所にスタートコマを置いていきます。
・全員がスタートコマを置き終えたらスタートプレイヤーからラウンドを開始します。

《スタートコマを置く》

・スタートコマは、線と線の交差点であればどこにでも置くことができます。
・目的の都市の上でも、他の都市の上でも、都市ではなくても大丈夫です。

ラウンドの開始

・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。
・手番では次のどちらかの方法で線路を引きます。
 ① 平地に線を敷く
 ② 難所に線路を敷く
・線路を敷いたら手番は終了し、左隣のプレイヤーの手番となります。
・いずれかのプレイヤーが目的の5つの都市全てを線路でつなぐことができたら、ラウンドは終了します。

① 平地に線路を引く

・1本か2本の線路を一本線の空いてる路線に置きます。
・2本置く場合、2本を繋げないで離れた場所に置くことも可能です。

② 難所に線路を敷く

・1本の線路を灰色の二本線の空いてる路線に置きます。
・この場所は山や海など建設が難しい場所になります。

《線路を敷くルール》

・手番では最低でも1本は線路を引かなくてはいけません。
・自分のスタートコマから繋がっている路線に追加する形で線路を引きます。
・どのプレイヤーが引いた線路なのかは関係ありません。(色付きの専用線路でない限り)

《トランスジャパン:6人プレイの場合》

・奇数ターンは1本分、偶数ターンは2本分の線路を建設します。
・偶数ターンの時のみ灰色の線に線路を引けることになります。

ラウンドの終了

・いずれかのプレイヤーが目的の5つの都市全てを線路でつなぐことができたら、ラウンドは終了しそのプレイヤーが勝利します。
・自分以外の手番に線路が繋がり5都市が繋がった場合も、目的カードを公開して勝利することができます。
※手番プレイヤーの1本目の線路で、いずれかのプレイヤーが勝利宣言した場合でも、2本目の線路を置くことが可能です。

得点計算

・全てのプレイヤーは、5つの都市全てを繋ぐために足りなかった線路の最短距離での本数を数えます。
・勝利したプレイヤーは足りない線路は0本になります。
・灰色の線は2本としてカウントします。
・足りなかった本数に応じて勝利点を獲得します。
 足りない本数:0本   4点
 足りない本数:1本   3点
 足りない本数:2本   2点
 足りない本数:3〜4本 1点
 足りない本数:5本〜  0点
・獲得した勝利点分だけ、ボード上の得点表の汽車コマを動かします。

次のラウンドの準備

・全ての線路をボード上から取り除きます。
・スタートプレイヤーマーカーを回収します。
・目的カードを色別に分けて戻し、それぞれシャッフルします。
・スタートプレイヤーカードを左隣のプレイヤーに渡します。
・各プレイヤーは、各色の都市カードの山から1枚ずつ、計5枚引き手札とします。
・スタートプレイヤーから時計回りに任意の場所にスタートコマを置いていきます。
・全員がスタートコマを置き終えたらスタートプレイヤーからラウンドを開始します。

ゲームの終了

・いずれかのプレイヤーの勝利点が13点以上獲得し、得点表のゴールのマスに到達するとゲームは終了します。
・同時に2人以上がゴールした場合、勝利点がより高い方が勝者となります。
・それも同数なら、最高得点者全員が勝者となります。

選択ルール 
追加カード

・13枚の追加カードを使用することができます。
・使用する場合、13枚の追加カードと色付きの線路を用意します。
・次の点を変更してプレイします。
① 毎ラウンドの準備の際、目的カードを配った後に、追加カードを1枚引いて公開します。
② スタートプレイヤーから時計回りで順番に、追加ルールを適用するか拒否するかを決めます。
③ 拒否する場合、自分の色付き線路を捨て、追加カードを新たに1枚引き、公開します。左隣のプレイヤーから拒否するかどうかを選択します。
④ 拒否しないか、色付き線路を持っていない場合、左隣のプレイヤーに判断が移ります。
⑤ 全てのプレイヤーが1度ずつ拒否するかどうかの判断を行ったら、最後の追加カードを適用して、ラウンドを開始します。
⑥ 追加カードの山札が尽きたら、全て札を新たな山札とします。

リンク

基本情報

  • プレイ人数:2-6人(BEST:4人)
  • プレイ時間:30-45分
  • 推奨年齢:8歳以上
  • 発売時期:2019年
  • 参考価格:4,400円
  • テーマ:鉄道×点つなぎ
  • メカニクス:路線/ネットワーク形成
  • ゲームデザイナー:フランツ・ベノ・デロンジェ