ボルカルス
VULCANUS
2-4
プレイ人数
60+
プレイ時間
10+
推奨年齢
難易度
巨大怪獣ボルカルスから人類を守り抜け!
プレイヤーは怪獣側と人類側に分かれプレイします。怪獣は溶岩を操り人類に甚大な被害を与えます。人類は怪獣の被害を抑えつつ、怪獣の動きを止めることができれば勝利します。 魅力的なテーマと豪華なコンポーネント、シリーズ化もされている名作国産ボードゲームです。2プレイの場合 → 怪獣1人 / 人間1人 3プレイの場合 → 怪獣1人 / 人間2人 4プレイの場合 → 怪獣1人 / 人間3人
① マップボード テーブルの中央に置きます。 ② 計画ボード / 砂時計 プレイヤー人数に対応する面をオモテ向きにして、マップボードの隣に置きます。 砂時計はボードの近くに置きます。 ③ 怪獣ボード / 人間ボード それぞれを担当するプレイヤーの前に置きます。 ④ イベントカード プレイする「災害レベル」に応じてイベントカードを選びます。 イベントカード置き場にウラ向きで並べ、その上に「3」の調査タイルを置きます。 ⑤ 調査タイル / 予兆タイル ウラ面に「甲」「乙」「丙」と記された調査タイルと予兆タイルをシャッフルし、ランダムにマップボードの対応する場所に置きます。 置かれたタイルをオモテ向きにし、そこにアイコンで記された数の市民と要人と溶岩を、マップの各マスに置きます。(要人コマは1つ残ります) ⑥ 攻撃タイル 8枚のタイルをマップボードの攻撃タイルストックに重ねて置きます。
① アクションカード 12枚をシャッフルし、ウラ向きの山札として怪獣ボードの手前に置きます。 ② 溶岩コマ / 進化タイル 怪獣ボードの各溶岩プールに6コずつ置きます。残りは「♾」と記されたプールに置きます。 各溶岩プールの右側に進化タイルを1つずつ置きます。 ③ 破壊ボーナスタイル 8枚をシャッフルして4枚を取り、自分だけが内容を確認し、3枚を選んでウラ向きで手元に置きます。残りは箱にしまいます。 ④ ボルカルスコマ 怪獣側の初期位置を決定します。マップの「原宿」「渋谷」「恵比寿」から1つ選び、ボルカルスを置きます。
① アクションカード / サマリーシート 各プレイヤーは役職を1つ選びます。 その役職のサマリーシートを受け取ります。使用しない役職のサマリーシートは、ウラ向きにし怪獣側のアクション一覧として使用します。 その役職のアクションカード9枚を全てシャッフルし、ウラ向きの山札としてサマリーシートの手前に置きます。 ② 資金チップ / 要人コマ / 調査状況マーカー 人間ボードの資金プールに10枚置きます。残りの4枚は資金ストックに重ねて置きます。 要人コマを予算申請トラックの0の位置に置きます。 調査状況マーカーを調査トラックの0の位置に置きます。 ③ 消防隊コマ / 自衛隊コマ / 拠点コマ 人間側の初期位置を2カ所選び、1つに消防隊と拠点、1つに自衛隊と拠点を置きます。(これは怪獣の初期位置が決まった後に行います) 残った各コマは人間ボードのストックに置きます。
怪獣側の初期位置は「渋谷」に、人間側は消防隊と拠点を「霞が関」、自衛隊と拠点を「早稲田」においてください。 (霞が関に「壱」「弐」の予兆タイルがある場合、他のマスの「六」のタイルと入れ替えます)
《人間側の勝利条件》 以下の方法で、防衛トラックを全て埋めることです。 ① 市民を避難させて、市民コマをマップから防衛トラックに置く。 ② 溶岩を消火して、溶岩コマをマップから防衛トラックに置く。 ③ 怪獣に攻撃して、攻撃タイルをストックから防衛トラックに置く。 《怪獣側の勝利条件》 以下の方法で、被害トラックを全て埋めることです。 ① 市民を死亡させて、市民コマをマップから被害トラックに置く。 ② 地域を炎上させて、溶岩コマを溶岩プールから被害トラックに置く。 ③ 破壊ボーナスを達成して、破壊ボーナスタイルを手元から被害トラックに置く。 (被害トラックの配置ルール) ※ コマを置くときは、左上から順番に置きます。 ※ タイルを置くときは、右から順番に置きます。 ・6ラウンド終了時にどちらも勝利条件を達成していない場合、各トラックの空きマスが少ない側が勝利します。
・ゲームは最大6ラウンド行います。 ・1ラウンドは以下のフェイズを順に行います。 ① イベントフェイズ イベントカードを公開し、怪獣側がその効果を実行します。 ② 計画フェイズ 人間側と怪獣側がそれぞれアクションカードを配置します。 ③ 実行フェイズ 各アクションカードを順番に実行します。 ④ 溶岩フェイズ 溶岩のあるマスにいる市民が死亡します。 3つ以上溶岩があるマスの数だけ被害トラックを埋めます。 ⑤ 拠点フェイズ 拠点のあるマスの市民が避難します。 周囲の調査タイルを獲得し調査トラックを進めます。
・怪獣側が実行します 1. 予兆タイルの入れ替え 現在のラウンドのイベントカードの上に置かれている「3」の調査タイルを取り、現在のラウンドの予兆タイルと入れ替えます。 入れ替えた予兆タイルは箱にしまいます。 2. イベントカードの公開 現在のラウンドのイベントカードを公開し、その効果を適用します。 予兆タイルを入れ替えたマスが「予兆マス」です。
・人間側と怪獣側がそれぞれアクションカードを配置します。 1. 山札の準備 人間側も怪獣側も全てのプレイヤーは、「計画ボード」と「捨て札」にあるアクションカードをシャッフルし、山札の下に戻します。 (1ラウンド目では行いません) 2. 人間側の計画 2分の制限時間以内に人間側のプレイ人数に応じたルールに従い計画を立てます。 ● 手札枚数 プレイ人数に応じた枚数を、山札から引き手札とします。 3人の場合 … 4枚 2人の場合 … 6枚 1人の場合 … 6枚x2回 ● カードの配置 プレイ人数に応じた列と枚数のカードをボードに配置します。 3人の場合 … ヨコ列、2枚 2人の場合 … タテ列、3枚 1人の場合 … タテ列、3枚x2回 ※ 1つの列に複数のプレイヤーがカードを置くことはできません。 ※ プレイヤー間で計画の相談は自由ですが、カードを見せたり、怪獣側に聞こえないように話をすることはできません。 ※ 制限時間以内であれば、自分のカードの内容を見たり、手札に戻して置き直すことができます。列を交換することもできます。 ● カードの引きなおし ・1資金を支払うことで、手札から任意の枚数のアクションカードを選んで捨て札に置き、同じ枚数を山札から引くことができます。 ・1引きなおしにつき、1資金が必要です。 ・制限時間以内であれば、いつでも何度でも行うことができます。 ・山札がなくなった場合は、それ以上カードを引くことはできません。 ● 計画終了 計画の終了を宣言し、残った手札を捨て札に置きます。 3. 怪獣側の計画 2分の制限時間以内にルールに従い計画を立てます。 ● 手札枚数 山札から6枚引いて手札とします。 ● アクションカードの配置 手札から3枚のカードを配置します。 制限時間内であれば、一度置いたアクションカードの内容を見たり、置きなおしたりすることができます。 ● カードの引きなおし 各ラウンドにつき1回だけコストを払うことなく、手札から任意の枚数のアクションカードを選んで捨て札に置き、同じ枚数を山札から引くことができます。 制限時間以内であれば、いつでも行うことができます。 ● 計画終了 計画の終了を宣言し、残った手札を捨て札に置きます。 ◯ 制限時間について 制限時間は1分の砂時計を使って、相手側が計ります。 砂時計をひっくり返し、手札を引きます。 一度砂が落ちたら「残り1分」と伝え、砂時計をひっくり返します。 途中でひっくり返し忘れた場合、その分制限時間が長くなります。 カードを置けなかった場合、残りの手札からランダムに配置します。
・各アクションカードを順番に実行します。 ・効果の実行の中の選択は、そのカードを置いたプレイヤーが行います。人間間で相談することはできます。 ・他のアクションカードを確認することはできません。
溶岩によって市民と炎上しているマスが犠牲になります。 ● 市民の死亡 マスにある溶岩1つにつき市民コマ1つを被害トラックに移します。 市民コマがない場合、何も起こりません。 ● 炎上地域 溶岩が3つ以上あるマスが炎上地域です。 炎上地域1マスにつき、1つの溶岩を被害トラックに置きます。 (4つ以上溶岩があっても被害トラックに置く溶岩コマは1つです)
拠点のあるマスにいる市民を避難させ、隣接地域を調査することができます。 ● 市民の避難 拠点のあるマスにいる市民コマを1つ防衛トラックに置きます。 黄色い要人コマを避難させた場合、人間ボードの資金ストックから資金を1つ資金プールに置きます。 ● 調査 拠点のあるマスか、隣接するマスにある調査タイルを1つ獲得します。 獲得したタイルに記載されている数字分だけ調査トラックを進めます。
以下の3つのいずれかが達成されたとき、ゲームは終了します。 ① 防衛トラックの全てのマスが埋まった場合 → 人間側が勝利します ② 被害トラックの全てのマスが埋まった → 怪獣側が勝利します ③ 6ラウンド目が終了した ・防衛トラックの方が空きマスが少ない場合 → 人間側が勝利します ・被害トラックの方が空きマスが少ない場合 → 怪獣側が勝利します ・空きマスの数が同じ場合 → 怪獣側が勝利します
・溶岩を置く際は、溶岩プールの一番左から取ります。
・1つの溶岩プールからコマがなくなると、その右に置かれている進化タイルを獲得します。 ・進化ツリーのいずれかの線が繋がっているマスに即座に置きます。 ・進化タイルを置いた能力は、次のアクションカードからその効果を実行する際、カードの下の枠の追加能力を実行することができます。
・5つ目の溶岩プールの溶岩が無くなると、完全体となります。 ・各アクションの実行後に、今いるマスに溶岩を1つ置きます。 ・この効果は追加効果も含めたカードの効果を完了した後に実行します。
・怪獣のアクションを実行した後、破壊ボーナスを達成している場合、その達成を宣言することができます。 ・達成したタイルは、被害トラックの一番右の空き列に置きます。 ・破壊ボーナスの達成条件は以下の2つです。 ① 怪獣が破壊ボーナスタイルに記されたマスにいる ② そのマスに破壊ボーナスに記された数以上の溶岩がある ・ボーナスを達成しても、溶岩コマは取り除きません。
・コマを線で繋がった隣接するマスへ動かすことができます。 ・「計2マスまで移動させる」とは、1つのコマを2マス動かすことも、2つのコマを1つずつ動かすこともできます。
・消防隊コマのいるマスか、隣接するマスにある溶岩コマを取り除くことができます。
・拠点フェイズと同様の効果を、自衛隊のアクションとして行うことができます。
・自衛隊コマがいるマスに拠点コマを置くことができます。 ・配置できるコマはストックにある分だけです。
・自衛隊コマのいるマスか、隣接するマスに怪獣がいる場合、防衛トラックを1列埋めることができます。
・拠点コマがあるマスに、消防隊コマか自衛隊コマを置くことができます。 ・配置できるコマはストックにある分だけです。
・10枚の資金チップを使ってアクションを実行します。 ・使用した資金は、予算申請アクションでトラックを進めることで、再度利用可能にすることができます。
・調査トラックが鍵アイコンのマスに到達すると、次のアクションカードからその効果を実行する際、カードの下の枠の追加能力を実行することができます。 ・調査トラックが作戦承認マスに到達すると、《自衛隊への指令》の効果で実行できる選択肢が増えます。 ・調査トラックが最後のマスに到達すると、防衛トラックに攻撃タイルを1つ置きます。
・通常イベントカードをランダムに選んだ上級イベントカードと入れ替え、災害レベルをあげることができます。 ● 災害レベル +0 全ラウンド「通常」イベント ● 災害レベル +1 参/六ラウンド 「上級」イベント ● 災害レベル +2 弐/参/伍/六ラウンド 「上級」イベント ● 災害レベル +3 全ラウンド 「上級」イベント
・溶岩の初期配置を減らすことで、災害レベルを下げることができます。 ● 災害レベル -1 「市民x1、溶岩x1」タイルの溶岩を置かない ● 災害レベル -2 「市民x3、溶岩x1」タイルの溶岩を置かない ● 災害レベル -3 「市民x1、溶岩x1」と「市民x3、溶岩x1」タイルの溶岩を置かない
基本情報
- プレイ人数:2-4人
- プレイ時間:60-80分
- 推奨年齢:10歳以上
- 発売時期:2019年
- 参考価格:5,000円
- テーマ:怪獣×人類
- メカニクス:カード配置/協力プレイ/ハンドマネージメント/推理/ブラフ/プレイヤー別固有能力
- ゲームデザイナー:上杉 真人